概要
CV:こおろぎさとみ
第1宇宙から第12宇宙まで存在する全ての宇宙を統べる神の王。
幼い子供のような舌足らずな喋り方に加え、外見もそれに準ずるように非常に小柄である。
その姿からあまり威厳を感じさせないが、その気になれば全ての宇宙を一瞬で滅ぼす事ができるらしい。
そのため、破壊神であるビルスとシャンパすら、全王には畏怖と敬意を抱いており、彼の前では普段の我儘で高圧的な態度は鳴りを潜め、身を震わせて大量の冷や汗を流しながら平伏している。
本編ではビルスとシャンパが開催した第6・第7宇宙両陣営による対抗試合を密かに見守っていたらしく、二人の破壊神が試合結果を無視して再び喧嘩を始めようとした矢先に姿を現し(結果的に)その場を収めた。二人が許可無く勝手に今回の対抗試合を開いたことや、それぞれの付き人のウイス・ヴァドスの告げ口から破壊神としての仕事をサボりがちであることを諌め、冗談とはいえ破壊神の除名案を口にするなどその権威が分かる。
改めて両陣営の健闘を讃え、今度は12個ある全宇宙の戦士を集めた試合を提案。
その話に興味を持った悟空は、その権威を全く理解していない様子で恐れ多くも自ら全王に話しかけ、更には握手を求めて近づく。
本来、全宇宙の王に人間が話しかけるなど無礼極まりない行為であり、当然ながら全王の護衛たちに接近を阻まれ、ビルスたちにもその無礼を咎められるが、先のヒットとの試合に感心した全王は悟空の物怖じしない態度に「面白いのね、君」と答え、握手にもやや熟考した後快く応対し、試合開催の約束を交わした。