概要
人間は通常副交感神経が睡眠時の休息状態、交感神経が起床時の活動状態を促すように自律神経を切り替える事で疲労を回復する。
しかし多忙な労働や籠りっきりの生活を送るなどして過度のストレスが蓄積した場合副交感神経が機能不全を起こし 、常に交感神経が機能し続けてしまう事がある。これを自律神経失調症という。
主な症状は体はだるいのに脳みそが冴えてしまっているせいでベットに倒れて何時間経っても睡眠状態に入らない、睡眠は取ったが脳が冴えたままで眠った気が起こらない、そこから吐き気や目まい、動悸、手足の震えなどを催すといったもので普通に暮らしていても脳みそが休まず常に疲弊した状態になる。
この場合夜に脳が休まらなかった分、仮睡眠でも取っていない場合昼間に強烈な眠気を催し脳みそや首に激痛が走り気絶したように眠ってしまう。もちろんこれは一例に過ぎない。
デジタル社会の発達でスマートフォンの普及やパソコンを用いたデスクワークに代表される交感神経を刺激し夜中でも脳が覚醒状態に入る機会が増えているため、近年では自律神経を害する精神疾患はそう珍しいものではなくなっている。
例のごとく「自律神経失調症は甘え 」などという大馬鹿者がいるが、そうでなくても以前から脳が体に送る電気信号を妨害しかねないあらゆる電化製品から発する電磁波の存在が度々問題視されていた事から、自律神経失調症はかつてから誰にでも起こりうる病気な事に変わりはなかった。
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氷室京介…93〜94年に自律神経失調症を発症する。日本でのレコーディング活動に限界を感じていた事が発症した原因らしく、後にロサンゼルスへと住居とスタジオ拠点を変えるきっかけとなった。
鶏肉…自律神経を回復させる数少ない食べ物。特にムネ肉は自律神経に効く成分を多く含んでいる。