「ソドムアシュライシュタルアスタロテベルゼブブサタンの神よ、今これより十三歳の男と七歳の女を人喰いサタンカマキリに捧げる!」
登場作品『仮面ライダー(新)』
第7話「カマキリジン 恐怖の儀式」
CV/沢りつお 人間態(演:河原崎洋夫)
概要
パリにて開かれたネオショッカーヨーロッパ連絡会議にて、各支部長が「人間減らし計画」が着々と進行していることを報告する中、日本支部だけが仮面ライダーのために計画が遅延している事から各支部長は満場一致で日本支部に強力な改造人間を増援として送ることを決議、そのために送り込まれたのがこのカマキリジンである。
武器は大木をも容易く真っ二つに切り倒す程の切れ味を誇る両手に持つ鎌で、鎌を持って十字架の形で回転して攻撃するカマキリブーメランという必殺技を持つ。地中を掘り進むこともできる。
「キェェェン‼」という怪獣(レッドキング?)のような鳴き後を上げるという特徴を持つ。
同型の怪人サタンカマキリの卵を孵化させて日本中を殺戮の恐怖に陥れるためにサタンの神に祈祷を捧げるも、ゼネラルモンスターに「待てん」と早く卵を孵化させることを催促され、サタンの神に捧げる生贄として13歳の兄と7歳の妹をさらおうとピエロに化けて街中を練り歩く。
(志度会長曰く、13と7はネオショッカーが好む数字とのこと)
遊園地ドリームランドで迷子になった13と7の兄妹をアナウンスでおびき寄せ、連れ去ろうとするもスカイライダーに阻止される。
最期は渾身の必殺技カマキリブーメランを披露するも足ばさみで止められてしまい、スカイキックを食らい絶命。サタンカマキリの卵も、カマキリジンの死と共にアジトのサタン堂もろとも爆発した。
余談
OPクレジットではカマ“ギリ”ジンとなっているがサブタイトルではカマ“キリ”ジンとなっている。劇中でも両方使っているように聞こえるので正式名称がわかりにくい。
同様のことが「仮面ライダースーパー1」のカマキリガンにも起こったりする。
ヨーロッパ連絡会議に出席した各支部長はモスクワ、北京、エジプト、インド、フランス、ポーランド。インドの計画はおそらくサイダンプ、モスクワはコゴエンスキーの実績と思われる。
カマキリジンが崇拝していたサタンの神の像はコゴエンスキーが崇拝していた「ヒエールの神」と同じ像だったりする。どちらも強力怪人として海外から招かれたが作戦の段取りが悪く、生贄の子どもをわざわざさらう必要がある点は共通している(まあ、段取りの悪さはこの2体に限った話ではないが)
ちなみに仮面ライダー誕生20周年記念特別編集“仮面ライダー大図鑑”ではカマギリジンとして紹介されている。