タグとしては「フローラ」の方が使われていることが多い。
概要
サラボナに住む富豪ルドマンの娘で、お嬢様。後ろ髪を後頭部の辺りで結える大きなピンクのリボンがトレードマーク。主人公に一目惚れする。おしとやかで心優しい女性だが、芯の強い面も持つ。ゲーム中に発生する主人公の結婚イベントでの嫁候補の一人。
アンディという幼馴染がおり、主人公が他の嫁候補と結婚した際は彼と結ばれる。
ストーリー上では明らかにビアンカの方が目立つので、正直なところ素直にプレイしてたらフローラは嫁には選ばれにくいだろう。だが、フローラと結婚した方がゲーム的には得になる(後述)。実利をとるならば明らかにフローラなわけで、「苦楽をともにした貧乏な幼馴染を選ぶか、付き合いは薄いが自分を慕ってくれる金持ちの娘を選ぶか」という究極の二択がゲーム的な意味を持って再現されている。
PS2版以降のリメイクでは、主人公が少年時代のときに少しだが登場する場面がある。この時に主人公の顔を見て惚れており、結婚すると「実はずっと憧れていた」という旨のセリフが聞ける。
なお、DS版ではデボラの実妹。
ドラマCDでの声は井上喜久子が担当。天空物語ではアンディと幸せに暮らしているが、単行本第6巻の扉ページにて、「もしも妻がフローラだったら」の一枚絵が描かれている。
なお、『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』『ドラゴンクエスト9』など、他作品にも出演してはいるが、まるで別人のような腹黒キャラになっており、これらは「黒ーラ」等の呼称で別キャラ扱いする人も多い。
フローラを選んだ場合の特徴
- 結婚式がカジノ船になる(PS2・DS)
- ビアンカがつかえない呪文(べホイミ、イオナズン)を使える。反面、ビアンカが装備できる強い防具を装備できない。
- ルドマン邸に無料で宿泊できる。また、旅の道中でルドマンからアイテムがもらえる
- 子供の髪型が青になる。
- 結婚してからグランバニア到着までレベルが10から上がらず、あまり戦力にならない(SFCのみ)
- 会話システムでのセリフの特徴。あまり怒らないが怒るときは怒る。やや天然で、高所恐怖症だったり幽霊など心霊現象が苦手だったりする。基本的に淑やかだが、たまにはっちゃける。主人公が踊り子など他の女性に妙なことをすると(風呂覗きなど)怒るが、山奥の村でビアンカに会いに行くときは寛容。主人公の事は妻となった後でも「さん」付け、もしくは「あなた」と呼ぶ。
- イベント時や最終決戦前のセリフで、ビアンカが嫁だった場合のセリフと対照的なセリフになってることが多い。
- ルドマンの指示で、やがて来る試練に備えて岬の教会で修業をしていたことが語られる。また、天空の盾はフローラが幼いころからずっとそばにあった物という、意味深なセリフが聞ける。
- アンディが踊り子と結婚している
余談
実は、ルドマン夫妻の血の繋がった娘ではなく養子である。
ビアンカとは他人とは思えないという言葉からビアンカとは生き別れた姉妹ではないかという考察もある。
ドラゴンクエストヒーローズ
CV:花澤香菜
ビアンカと共に参戦。武器はDQ10で登場した「スティック」。
本編中に「明日結婚を控えている」と言っており、時期的にはドラゴンクエスト5本編の青年期序盤に当たり、まだ主人公が誰を嫁に選ぶか決めていない状態のようだ。
バイキルトを使えるため見た目通りの補助役と思いきや、敵を一転に集めるメイルストローム、継続してダメージを与え続けるクレセントムーン、さらにこの時点で使えるイオナズンなど、燃費は悪い物のバリバリのアタッカーとしても活躍できるキャラ。
余談だがCVを担当する花澤は過去にラジオでたまたまDQ5の嫁選びに関する話題になった時、シリーズの知識がなかったことから「(嫁候補は)お金持ち(=フローラ)と貧乏(=ビアンカ)」と勘違いし、間髪入れず「じゃあお金持ちの方がいいね」と発言している。