セラス・ヴィクトリアとは、平野耕太の漫画『HELLSING』に登場するキャラクターである。
概要
CV:折笠富美子
王立国教騎士団(通称:ヘルシング機関)に所属する女性団員。
本作のヒロインの一人で、もう一人の主人公というべき人物。
チェダース村における吸血鬼襲撃に遭遇し、その際にアーカードの手によって吸血鬼となり、以後は彼の眷属として行動することとなり、アーカードを『マスター』と呼び慕うようになる。
金髪碧眼、結構な美人であり、見て分かるぐらいの巨乳の持ち主。性格は真面目で明るいが、どこか気弱であどけなさが抜けてない節もある。
吸血鬼となって以降は、人間だったころの常識がまだ強く、周囲からの理不尽に度々巻き込まれるハメになる。そのせいか、物語前半の出演シーンは、戦闘以外の大半がギャグキャラ、もしくはそれに近い扱われ方をされている。
戦闘能力については、己の主人の影響もあってか並みの吸血鬼や屍鬼(グール)程度は軽くあしらうことができる。武器は対戦車用長距離砲ハルコンネン。ミレニアムとの決戦時にはハルコンネンをパワーアップさせた局地防衛専用対戦車長距離砲ハルコンネンⅡ(見た目はもはや宇宙世紀のアレ)。
ただし、吸血鬼となって日が浅いため、その潜在能力を100%使いきれてはおらず、上級クラスには苦戦をしいられることが多い。それでも、完全に吸血鬼モードに入ると驚異的な強さを発揮し、鬼神の如き荒々しい戦いぶりを見せる。このとき、眼は血のような真紅となり、表情も普段の穏やかなものから、悪鬼のような凶悪な笑みを浮かべるようになる。
この性格と潜在能力の落差から、アーカードから『おっかなびっくり歩く臆病者』と言われている。
吸血行為に対して抵抗を感じており、ミレニアムとの決戦時まではほとんど血を吸ったことがなかったが、ゾーリンとの戦いで共に闘ったっていたある人物の血を吸ったことで、吸血鬼として完全覚醒を遂げることとなる。