概要
ディーク傭兵団の隊長。手負いの虎。
ワード・ロット・シャニーを率いてディーク傭兵団を結成しており、エリウッドの依頼でロイの軍勢に加勢する。さばさばとした面倒見の良さで部下からは慕われており、ルトガーとは戦場で何度か顔を合わせたことからライバル関係にある。
元はエトルリアの奴隷剣闘士で自分の倍はある大人を難なく倒していくことで評判の少年だったが、あるとき余興用の獅子に襲われた貴族の子供クレインを助けた縁からリグレ公爵家専属の剣闘士として召し抱えられた過去を持つ。顔にある4か所の傷はその際、獅子から直接受けたもの。
専属の剣闘士として迎えられて以降は公爵家の人間から家族同然に大切にされていることを感謝する一方、公爵や夫人らが身分の低い自分を可愛がることによって周囲の罵声や嫌がらせを受けていることに思い悩み、数年後には剣闘士として集めた金で身柄を買い取ると公爵家を去り自ら縁を断った。
それでもリグレ家の面々からは今でも家族同然に思われており、特にディークが出て行ってから公爵家に生まれたクラリーネには昔の兄のことをいろいろと知っていると追い掛け回される。
また、傭兵になったばかりのころは雇い主に時間稼ぎ用の捨て駒にされ拷問を受けた過去もあり、それからは傭兵など所詮は雇われで戦いの勝敗より己の命と雇い主をあまり信用しないようにしているが、仲間や人々を決して見捨てないロイやその仲間達には肩入れしている。
序盤のアタッカーとして優れており最後まで使える・・・・しかし同じ剣使いのルトガーに株を奪われる。