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歌舞伎の編集履歴

2011-01-05 09:58:04 バージョン

歌舞伎

日本固有の演劇で、伝統芸能の一つ。

重要無形文化財、世界無形遺産でもある。


概要

 名称の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)の連用形を名詞化した「かぶき」だといわれている。

戦国時代の終わり頃から江戸時代の初頭にかけて江戸で流行した、派手な衣装や一風変った異形を好んだり、常軌を逸脱した行動に走ることを指した語で、特にそうした者たちのことを「かぶき者」(「傾奇者」)とも言った。

そうした「かぶき者」独特の装いを取り入れた「かぶき踊り」が、今日に連なる伝統芸能「かぶき」の語源となっている。

 この「かぶき」に「う芸」の意から「歌舞妓」と当て、さらに後に芸妓に連なる「妓」の字に代わって伎楽に連なる「伎」の字を用いた「歌舞伎」が使われるようになった。

現在のように「歌舞伎」の表記に落ち着いたのは明治になってからのことである。


歌舞伎に由来する語

差金

 蝶や鳥などを舞台上で表現する場合に、小道具で創り、長い棒にさして動かす。

この小道具一式を差金と呼ぶ。

陰で舞台を操る意味から転じて、陰で人をそそのかし操ることを意味するようになった。


黒子(くろこ)

 表には出ないものの、なくてはならない存在。

ただし「黒子」「くろこ」は共に誤用が定着した慣用で、正しい表記は「黒衣」読みは「くろご」らしい。


黒幕

 歌舞伎の黒幕は通常夜を表すために用いるが、人形浄瑠璃の黒幕は舞台を操る者をその陰に隠すために用いる。

そこから歌舞伎でも、舞台裏から影響力を行使して舞台を操る興行主・投資者などのことを「黒幕」と呼ぶようになった。

また、武家政権の「幕府」や相撲の「幕内」のように、「幕」には立ち入りがたい場や地位の者を表す語が多いため、裏で操る人の中でも、特に権力者の意味が強くなり、「政界の黒幕」などと用いられるようになったと考えられる。

 現在の意味は、表面に出ず、裏で計画をしたり指図をする人のこと。


二枚目三枚目

 一座を構成する配役の番付の上で、思慮分別をわきまえた貫禄のある役を務める立役の看板役者を「一枚目」、美男で人気が高い若衆役を務める役者を「二枚目」、面白おかしい役を務める道外方を「三枚目」に掲げていたことが語源。


幕切れ・大詰

 それぞれの場(幕)の終わりに引き幕が閉まることを幕切れ、江戸歌舞伎の一番目の最後の幕を大詰と言った。


千両役者

 名優と呼ばれる歌舞伎役者の収入は1000両を超えたことから、転じて素晴らしく活躍した人の意味がある。


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 和風 和装 着物

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