片町線とは、JR西日本が運営する鉄道路線である。
概要
木津駅(京都府木津川市)から四条畷駅(大阪府大東市)等を経由して京橋駅(大阪府大阪市都島区)までの55.4km(営業キロ)を結ぶ。木津駅から松井山手駅の間は単線、松井山手駅から終点の京橋駅までは複線となる。
アーバンネットワーク内における案内上では愛称の学研都市線が用いられることが多い。
並走
愛称
1988年3月13日に学研都市線の愛称が付けられた。沿線にある関西文化学術研究都市にちなんだものである。
ラインカラー
片町線のラインカラーは黄緑色。選定理由は、「これからの若いエネルギー」のイメージだそうである。
西日本、関西初の○○
関西初の電化路線であり、関西国電の発祥路線とも言われる。
また、国鉄(現JRグループ)の西日本地区では初めて自動改札機を投入した路線でもある。
ちなみに国鉄として最初に自動改札機を投入した路線は、JR東日本の武蔵野線である。
片町駅について
JR東西線が開通する前は片町駅が終点だったが、同線が1997年に開通した際に同駅が大阪城北詰駅に置き換えられ片町駅は廃止となった。
なお、片町駅跡は、現在、駐車場となっており、分岐線路が残されている。
2010年3月13日ダイヤ改正での変更点
ダイヤ改正前は207系が京田辺駅にて切り離しを行っていたが、ダイヤ改正時に全駅が7両対応ホームになったため全区間で7両編成で運転されるようになった。また、321系もダイヤ改正前までは松井山手駅までしか乗り入れしていなかったが、木津駅までの全線に乗りいれできるようになった。
車両について
主に207系と321系が運行されている。どちらも7両固定編成で、207系は、京橋方面を先頭にして、3両+4両の併結編成、321系は7両貫通編成である。
223系はおおさか東線へ乗り入れる直通快速として、京橋駅から放出駅の間で走っており、放出駅以東では見ることができない。4両+4両併結の8両編成での運行である。