概要
3代目の「ビスタカー」、近鉄30000系(通称、ビスタⅢ世)は1978年にデビューし、1985年までに4両編成15本が製造された。その後、アーバンライナー(21000系)やACE(22000系)の登場により、設備面で見劣りすることから、97~2000年にかけて大規模な更新工事が施行されて内外装が改装された。「ビスタEX」という名称はこの時に与えられたものである。
更新工事の際、ダブルデッカー車は構体の上半分を取り替える大規模改造を受けている。その後も2010~12年に再度更新工事が行われて座席が取り換えられるとともに行き先表示がLED化、中間車1階席が団体専用席化されている。現在は順次2度目の外装カラー変更が行われている。
現在、V01~15編成の全車が西大寺車庫に配置され、大阪・京都・奈良・名古屋・伊勢志摩の各方面に幅広く運行されている。