ビスタEX
1
びすたえっくす
近鉄の特急型電車30000系の現在の通称。
3代目の「ビスタカー」、近鉄30000系(通称「ビスタカーⅢ世」)は10100系(ビスタカーⅡ世)の後継として1978(昭和53)年にデビュー。4両編成15本が製造された。
1979(昭和54)年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。
1996~2000年にかけて大規模な更新工事(A更新)が施行され、内外装が大幅に改装された。
「ビスタEX」という名称はこの時に与えられたものである。
更新工事の際、ダブルデッカー車は構体の上半分を取り替える大規模改造を受けている。2010~2012年には再度更新工事(B更新)を施工、座席の取り換え・行き先表示のLED化・中間車1階席のグループ専用席化等が行われた。
現在はサニーカーやACE、Aceと同様に2度目の塗装変更が行われた。
V01~12編成が西大寺検車区、V13~V15が明星検車区に配置され、大阪・京都・奈良・名古屋・伊勢志摩の各方面で幅広く運用、つまり名阪特急と狭軌線の吉野特急以外の全ての系統で運用されている。名阪乙特急がアーバンライナーへ統一される直前の2020年には名阪乙特急でのビスタEX重連(通常は汎用特急車4連との併結8連が所定)が実現し、名阪特急としての有終の美を飾った。
運用は汎用特急と併結運用されたもの、単独運用されるものと様々。一部の列車は固定されているものもある。
コメント
コメントが未記入です