南海電気鉄道21000系
平坦区間・山岳区間双方を直通運転できる「ズームカー」の最初の車両。1958年から1964年にかけて4両編成8本が製造された。第4編成までクロスシート、第5編成以降はロングシートで製造、のち第3,4編成はロングシートに改造されている。
1997年までに引退。最後までクロスシートの第1,2編成の先頭車4両は大井川鉄道(大井川鐵道)へ、第3・5~7編成の先頭車8両は一畑電車へ移籍した。晩年には1000系(2代)と同じ新塗装を施した車両もいた。
大井川鐵道21000系
先述の南海21000系。
ワンマン運転に対応した以外はほぼ南海時代の姿を留めており、南海の社紋(現役当時のもの)も付いている。車番もそのまま引き継がれた。塗装は第1編成は初期の緑色を、第2編成は川根本町の宣伝を纏ったが、後に第2編成も緑色に戻されている。
2018年に製造後60周年を迎えた。令和突入時点では非常に珍しくなった湘南顔(正面2枚窓)の現役車両である。
近畿日本鉄道21000系
「アーバンライナーplus」として6両編成11本、2両の増結ユニットが3本在籍。詳しくはアーバンライナーの記事を参照。
相模鉄道21000系
相鉄新横浜線を経て東急目黒線方面へ直通運転をするための専用車として製造。相鉄20000系の派生系列である。詳しくは相鉄20000系の記事を参照。