概要
原作は雁屋哲。
日本のロボットアニメで初めて、複数の人型ロボットが合体して1体の巨大ロボットとなる設定を導入。さらに、主人公が巨大ロボット体内に取り込まれた後、ロボットを鎧のように見立てその内部にぴったりはまるように「巨大化」(または融合・一体化)する、原理不明の合体ならぬ「合身」をすることを特徴とし、その合体方法はダイアポロンを「操縦する」というよりはダイアポロンに「変身する」という言い方が正しいと言える。さらにその合体過程をテロップで表現するとの演出が取り入れられた。
「合身」後のダイアポロンのデザインはアメリカンフットボール選手の容姿をモチーフにしており、顔面のフェイスガード、肩から胸にかけてのプロテクター、武器がラグビー・アメフトのボールだった。また、UFO少年団のコスチュームもアメフトをモチーフにしたものである。
関連玩具の売れ行きが好調だったにもかかわらず、TBSは半年で放送を終了し、継続を希望したスポンサーの意向で東京12チャンネル(現:テレビ東京)に移り『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』として続編が放送されたが、5か月で終了した。
宇宙規模の強大な力を秘めたエネルギー「エナルジーハート」。それを手に入れるため、ダザーン軍団がアポロン星に攻めて来た。ダザーン軍団の大軍勢の前にはアポロン星の軍隊では歯が立たず、アポロン王国は陥落、アポロン星は滅ぼされてしまった。
しかしその直前、まだ赤ん坊のアポロン星の王子と共に脱出したラビは、エナルジーハートの端末「キー・エナルジー」と共に太陽系第3惑星の地球に逃げ込んだ。そしてラビは幼い王子を孤児院「あおぞら学園」に預け、彼が成長するまで身を隠し、その日を待った。
タケシと名づけられた赤ん坊は成長し、16歳の誕生日を迎えた。しかし、ラビが現れてアポロン星の王子だということと、体内に宇宙規模のエネルギーを解放することができる鍵「キー・エナルジー」が埋め込まれていることを知らされる。最初は半信半疑だったタケシはダザーン軍団の地球侵略を目の当たりにし、戦う決心をする。
「キー・エナルジー」の力でダイアポロンに合身したタケシは、ダザーン軍団の尖兵を倒す。そしてあおぞら学園の仲間たちと共に「UFO少年団」を結成、宇宙の危機を救うために戦うことを誓う。
キャスト
UFO少年団
タケシ(村山明)
五郎(山下啓介)
松男(千々松幸子)
ミキ(小宮和枝)
ヒデキ(小宮山清)
主人公たちの仲間
ラビ(千葉順二)
園長(荘司美代子)
クイーンアポロン(増山江威子)
ダザーン軍団
ダザーン総統(杉田俊也)
ギラニク(飯塚昭三)
ヒドー(和久井節緒)
ガメツ(城山知馨夫)
ジョケツ(沢田和子)