マナ
まな
マナとは、一部の宗教に登場する用語。人名・キャラクターは誘導分岐を参照。
誘導分岐
- 太平洋の島嶼に見られる原始的な宗教において神秘的な力の源とされているもの。
- 『聖剣伝説』シリーズにおける根幹の概念。マナの樹。
- 武天のカイトに登場する女格闘家。
- ドラッグオンドラグーンの登場人物。幼女。→マナ(DOD)
- 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場するプリースト。→マナ(FE聖戦)
- 遊戯王の登場人物 → ブラックマジシャンガール
- WHITE ALBUMの登場人物 → 観月マナ
- pop'n musicの登場人物。→ マナ(ポップン)
- ドキドキ!プリキュアの登場人物。→ 相田マナ
「神秘的な力」とされている『マナ』について
神秘的・魔法的な力の根源とされている。狩猟が上手かったり足が速い奴にはマナが宿っているし、当て易い投槍にはマナが宿っている。口が上手い奴の言葉にはマナが宿っているし、主とも言えるような強い動物にはマナが宿っている。飲み水が湧く泉にも、木の実が良く取れる森にもマナが宿っている。……という信仰。アニミズムの一種。
マナ信仰の特徴的な点として人格がないことが挙げられる。善意も悪意も敵意もなく、多神教とは異なり神の概念ではない。あくまで「神秘のエネルギー」という位置づけである。
マナ自体に元ネタとなる人格が存在しない、「あの人はマナが多い」という表現がある=数値化しやすいため、あらゆる神話や世界観に非常に合わせやすい。そのため、多くのゲームなどにおける魔法のエネルギーは、このマナをモチーフにしている。
一応折口信夫以来、日本人の霊魂観はマナで止まっているとされる。その日本語で、マナは「セジ」「スジ」「イチ」「ウヂ」「シャチ」「フツ」と言われる。武器関係が「マナをプールさせるもの」であるために、フツヌシは剣がどうとかの神とされるとか、饒速日命以来、軍事関係と上司へのマナの付与を仰せつかってきた物部氏は、娘さんが生まれると普通の名前で物部布都とつけた。なお藤原氏も大昔はお上へアストラルフォースとしてのマナをつける儀礼の氏だったらしい。
そういう信仰であるため、スプーンだのふわふわのもこもこだの、ぴらぴらしたものだのという「マナを集める呪具」を神棚へ置き、神様の像はおかないことも結構多いので、太平洋戦争敗戦後に進駐に来たアメリカの人は、とりあえず「鳥居」を神像であるとした。