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ブラキオサウルスの編集履歴

2016-09-01 23:15:26 バージョン

ブラキオサウルス

ぶらきおさうるす

ジュラ紀に棲息していた大鼻類の恐竜の一属。

データ

竜脚類の代表的な種の一つ。恐竜の中でも体躯・重量共に最大クラスのもののひとつ(飽くまで数ある「最大クラスの恐竜のひとつ」であり、比肩する種類は他にも幾つか知られている)。全長は22~28m、推定体重は30~50トン。


ブラキオサウルス独自の特徴としては、他種よりの位置が高く背中が尾部に向かって緩やかに傾斜する事、前脚が長い事、額の部分が瘤のように盛り上がる事(大きく出っ張った鼻孔による)、ノミ状の鋭い歯を持つ事があげられる。このため、名前は「腕のトカゲ」を意味する。

このノミ状の歯で針葉樹の樹幹付近の枝を食い千切るようにして摂食していたと推測されている。

最近の研究から、巨人竜類に近縁なことが判明した。


1903年に命名されて以来、化石はアメリカ・イギリス・ポルトガル・タンザニア・アルジェリアで発掘されているが、タンザニア産の化石は「ジラファティタン」(Giraffatitan)、ポルトガル産の化石は「ルソティタン」(Lusotitan)と言う学名が新たに付けられた。


ブラキオサウルスは首を持ち上げられたか?

以前は首を非常に高くもたげた復元図が多く、ブラキオサウルスと言えばそうした姿を思い浮かべる人も多いかもしれない。しかし、骨格の構造や血圧の問題、前脚の長さだけで充分な高さが確保できる事、他の竜脚類と同じように左右に広い範囲の餌を楽に採る必要があったであろう事などから、その姿は現在否定されつつある。最近では、首をやや前方に突き出す姿を復元図としていることが多い。因みに首を真っすぐ持ちあげた場合の頭頂高は12mから14m、首を前向きに突き出した場合の頭頂高は7mから8m位。

ブラキオサウルスほど有名な恐竜であっても、骨格の復元にはまだ検討の余地が残されているという一つの好例であろう。

「標本からジラファティタンという新種が」発見された事からも、検討の余地は伺われるのだ。


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