概要
クレムリン軍団の中でも最も海賊という性格を強く持っており、海賊としての本拠地と思われる「クレムリン島」の山頂にあるクロコブルグという城を構えているほか、空飛ぶ戦艦デビルクルールを本拠地にしている。
ビーチで1人休んでいたドンキーを急襲し拉致、そして身柄と引き換えにコングたちのバナナ倉庫にある大量のバナナを要求した。しかしディディーとディクシーに本拠地まで乗り込まれ、両者は激突。何度も死んだフリをしながら巧みに戦いを進めていたが、そのさなか捕らえていたドンキーに自力で脱出され、モンキーパンチをまともに浴びた結果、本拠地の戦艦デビルクルールから吹っ飛ばされ、クレムリン島のふもとまで自由落下した挙句、海に落下してサメの餌食となった。
しかしそれでも彼はどうにか生き延びており、地下のロストワールドにボロボロの状態で潜伏していたところをディディーとディクシーに乗り込まれ、両者は再戦。しかし最後の力を振り絞って戦うも、銃を暴発させられた衝撃で吹っ飛ばされ、ロストワールド中央の火口に落下、そのショックで島ごと沈む。
しぶとく生き延びた彼は、海賊船に乗り込み、高笑いを上げながら去っていった。
『ドンキーコング64』には彼の写真が登場する。
戦闘
本作ではボスキャラクターを踏みつけて倒すことができない。そのため、見た目に反して彼を踏みつけることも不可能。武器は見た目どおりラッパ銃を使い、発射する弾は多種多様。タルや砲弾はもちろんだが、状態異常を引き起こす煙や、投げ返せないトゲ砲弾などもある。それだけでなく、単に相手を打ち据える得物として使用したり、掃除機のように相手を吸い込む機能もついている。しかしその機能が仇となり、吸い込み中に砲弾を投げ返されると弾を吸い込んでしまうため、銃が暴発して彼はダメージを受ける。こうして倒すのが基本的な攻略法になる。
余談
あたかもキングクルールが衣装換えしただけかと思われ、GBA版SDK2、英語版ドンキーコング64や旧レア公式サイトにも同一人物のような描写がある。
だが、後に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズX」のキングクルールのフィギュアではキングクルールの兄と解説されている。
(英語圏では、以前からレア社の同一人物設定が広まっているが、ドンキーコング64に登場するクランジーが日本版ではキングクルールの弟になっているのに対して、英語版ではクレムリン軍団の一員となっているので、日本版と英語版とでは血縁関係の設定は共有していないと考えた方がいいだろう。)
ちなみにこの同一人物設定は須藤ゆみこ原作の漫画版「ウホウホドンキーくん」でもネタにされており、ディディーとディクシーに尋問された挙句最終的には「うるさーい!そんなことは任天堂に聞けー!」と逆ギレしながらメタ発言をかましている。