無責任シリーズ
むせきにんしりーず
概要
「無責任シリーズ」とは、
本来は、クレージーキャッツのメンバーである植木等が主役を務める日本の映画シリーズのこと。
しかし、現在では吉岡平によるライトノベルシリーズ『宇宙一の無責任男シリーズ』もこのように呼ばれるようになっている。
以下、二通りの用例について解説する。
「植木等」の「無責任シリーズ」
「クレージーキャッツ」のメンバーの一人である「植木等」が主役を務める、日本の映画シリーズのこと。
「クレージーキャッツ」の他のメンバーが主演を務める映画が多数作られ、その中には秀作も多かったが、
特に、後にクレージーキャッツの所属先であり、後に制作に提携参加する「渡辺プロダクション」で製作された「東宝」制作による映画作品を「一路線」で総括して「東宝クレージー映画」と呼ばれている。
そしてその中で、更に植木等が「謎の無責任男」として活躍する映画シリーズ、
第1作目「ニッポン無責任時代」(主役名は「平 均(たいら ひとし)」)、
第2作目「ニッポン無責任野郎」(主役名は「源 等(みなもと ひとし)」)
これら二作品が「無責任シリーズ」と呼ばれている。
また他にも、
植木等を完全単独主演にした「日本一シリーズ』。
「クレージーキャッツ」を「チームとして主演」にして・海外ロケものや特撮アクションを多用した『クレージー作戦』シリーズ。
脚本を主に「無責任男」の生みの親である田波靖男と笠原良三(田波は笠原の門下生で「若大将シリーズ」にも参加)の師弟コンビが、
さらに詳しくは下記のリンク先を参照のこと。
『宇宙一の無責任男シリーズ』
この「無責任シリーズ」の名称は、
ライトノベル『無責任艦長タイラー』から始まった「吉岡平」によるライトノベルシリーズ『宇宙一の無責任男シリーズ』の略称の一つ、となっている。
本シリーズは、もともと東宝制作の映画「ニッポン無責任時代」をルーツとしており、
映画「無責任シリーズ」が由来となっている事は有名な話ではあったのであるが、
現在は、呼びやすいからであろうか、自然発生的に、この『宇宙一の無責任男シリーズ』が「無責任シリーズ」の略称の一つとして呼ばれるようになっている。
ちなみに、こちらの公式商品でも「無責任シリーズ」の呼称が使用されている。
【合本版】無責任シリーズ 全35巻<【合本版】無責任シリーズ
正直なところ、かなりややこしいことになってしまっているのだが、なにしろ自然にこうなっちゃったんで、今のところはどうにもこうにもどうしようもないので、まあ、そのうちなんとかなるだろう(笑)