詳細は→ゴシックロリィタ
アニメ「SHIROBAKO」のゴスロリ様のことなら→小笠原綸子
・・・と、それだけでは寂しいので余談。
「ゴシックロリィタ」、「ゴシックロリータ」、「ゴシック&ロリータ」などの類似タグの中では、この「ゴスロリ」が主流となっており、2015年2月10日現在、このタグがつけられている作品は11738件。
作中でゴシックロリィタを着ている版権キャラや「それ、どう見てもゴシックロリィタじゃないだろ」という投稿作品にもつけられているとはいえ、「ロリィタファッション」が312件、そのロリィタファッションの類似タグで主流となっている「ロリィタ」が2890件、ロリとの混同が著しい「ロリータ」ですら6208件で、すべてをあわせてようやく9410件になる程度だから、「ゴスロリ」という言葉がいかに広く浸透しているかが伺える。
そして、「ゴシックロリィタ」の記事でも説明しているが、以前から、ゴシックロリィタのみならずロリィタファッション愛好家たちがメイドやコスプレのイメージ諸共、自分たちからばっさり切り離したがっている言葉でもある。
・・・・・・が、最近ではロリィタファッションの有名ブランドがアニメ作品とコラボしたり、メイド風の服を発売するものだから、そのことを嘆く人も少なくない。
実はメイドカフェもかつて「従業員がメイド服着ているだけの喫茶店」にすぎず、最初の頃は一般人に「席料いくら取られんの?」と聞かれても「水商売の店じゃないんだから」と一笑に付すことができたものが、時が経つにつれてチャージ代を取る店が出てきたり、実際にキャバクラを運営している企業が業界に参入して、最終的には間違ったイメージの方が実態となってしまい、なにも言えなくなった。という、笑えないを通り越して笑うしかない経緯がある。(※1)
それ故、ロリィタファッション愛好家たちの戸惑いや苛立ちは理解できないものではない。というよりもむしろ・・・・・・
心中お察しします。
※1
実は19世紀のフランス・パリでもメイドカフェと同じような現象があった。
当時、パリにはドイツ人向けに「ブラスリー(brasserie:ブラスリ、またはブラッスリーとも)」というビアガーデンがあったのだが、1967年に開催された万国博覧会のブラスリにて民族衣装を着た女性がビールを運ぶと大人気となり、これに目をつけた業者が新業態として「ブラスリー・ア・ファム(brasserie à femmes)」を始めたのだ。
最初のうちこそ民族衣装を着てピッチャーを持った女性が客のところまで行ってビールを注ぐだけのパフォーマンスだったが、それが飽きられると今度は客の隣に座って会話をするようになり、果てには性的なサービスを行うまでとなった。
つまりは「どいつもこいつもお前も俺も・・・・・・」ということである。
ただし、現代のオクトーバーフェストなどでよくイメージされる、胸の部分が大きく開いたセクシーなデザインの民族衣装は最近になって登場したもので、19世紀の頃は本当に地味な「エプロン付の作業着」でしかなかった。
関連タグ
ゴシックロリィタ ロリィタファッション メイド服 メイド カチューシャ「解せぬ」