ウィキッド(Caligula)
うぃきっど
概要
全てが謎に包まれた楽士。一般には存在と楽曲のみが知れ渡っているが、その姿を知るものはいない。強烈な暴力性を孕み、全てをあざ笑うような楽曲は聴くものに大きな衝撃を与える。
担当曲は「コスモダンサー」。歌詞の特徴から、世界の崩壊と他者の諍いを切望する様子が見受けられる。自分以外はすべてゴミと断ずる排他的この上ない歌詞は、楽士の誰よりも他人との関わりを拒絶している。
使用曲 | コスモダンサー |
コンポーザー | YM |
関連タグ
同じ楽士
・カギP
・ミレイ
・イケP
・ソーン
この先ネタバレ注意
帰宅部の一員である守田鳴子のクラスメイト、水口茉莉絵と同一人物。
帰宅部とシャドウナイフの激突後に、茉莉絵として鳴子に接触。シャドウナイフ戦の悲劇的な結末からこれ以上の楽士との衝突に不安と忌避感を覚え始めていた彼女の心理を利用し、「自分が楽士の仲間である」と告白したうえで和解を申し出る。
そうして言葉巧みに帰宅部の拠点である部室の場所を聞き出した後に、鳴子を体育館へと拉致。翌日、鳴子のスマートホンを使って彼女になり済まし、帰宅部全員を部室へと誘き寄せた後に、部室の出入り口を全て封印、彼らを部室に幽閉することに成功する。
その後、帰宅部部員達はウィキッドの手による曲を大音量で聴かされながら、三日もの間を飲まず食わずで部室に監禁されることになる。
そのまま放置していればいずれは全員デジヘッド化するか渇き死にするかであり、その時点で彼女の勝利だったのだが、その異常な嗜虐性ゆえに茉莉絵として扉越しに帰宅部とコンタクトを取り、味方の様なふりをしつつ鳴子が実は楽士で帰宅部の裏切り者だったと吹聴したり、鳴子のスマホから「その中に、もう一人裏切り者がいる」等と煽り、心身両面で余裕の削られていく部員間に更なる諍いを生じさせようとする。
このタイミングの良過ぎる数々の接触により彼女に疑念を抱いた主人公は、彼女が部室を開放して持ち込んだ睡眠薬入りの食料(更なる拷問を行おうと個別の監禁場所へ移送するためのもの)も口にせず、彼女に「何故、主人公が部長だと知っているのか」と問う。
短気な態度でウィキッドの正体を現し、飲まず食わずで衰弱している主人公を実力行使で潰そうとしたが、機会を捉えるために気力を蓄えていた主人公を侮ったために敗走、反撃の糸口を与えてしまう。
一度は主人公たちを完全に罠に嵌めておきながら余計な事をして反撃を許してしまう悪の幹部のテンプレ的行動、『逆転裁判シリーズ』の被告たち並に衝撃的な豹変、飲まず食わずで衰弱しきっているはずの主人公1人にあっさり負ける等々の事柄から、その所業にも関わらず、一部ではポンコツキャラとして愛されてしまっている。