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プロフィール編集

「やること無いんで、先輩と一緒にいて良いですか?」

CV蒼井翔太
メビウス年齢高校1年生
誕生日2月27日
身長166cm
ブバルディアオーニソガラム
特記攻撃に反撃するシールドカウンター
カタルシスエフェクト大剣/凡人とのステージの違いを示す『羽』

キャラクター像編集

皮肉屋で慇懃無礼な態度が特徴の少年。メビウス歴は2年間。

μ(ミュー)に楽曲を提供する執拗反復(オスティナート)の楽士『カギPとして楽曲制作を行っていたが、帰宅部との戦いの末、地獄と称する現実に帰ろうとする彼らに興味を持ち、帰宅部に入部することになる。

途中加入の身ながらも全く物怖じすることなく、飄々とした態度で自分のペースを崩さないが、少人数の場面になると無気力かつ諦観的な言動が目立つようになる。

ちなみに、しょっちゅう「○○さん、良いですよねぇ」という話題を振ってくる、異性に興味津々のお年頃だが、口に出すだけで実際にアタックはかけない、肉食系の様な草食系


戦闘スタイルは多種多様な防壁を使いこなすカウンターパンチャー。

特定の攻撃に反応する強靭な防壁を張り、対象の攻撃が防壁に触れた瞬間に痛烈なカウンター攻撃を発生させる。

関連イラスト編集

【いろいろ】Caligulaらくがきまとめ02【注意】カギPさん

カギP鍵介くん

関連タグ編集

Caligula 帰宅部(Caligula) オスティナートの楽士 エクストリーム帰宅部

がモデルかもしれない


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「僕のことも、放っておいてくれればよかったんだ!今さら現実に戻ったって……」


途中参加、しかも元は敵でありながら、飄々と物怖じしない態度で帰宅部に馴染んでみせる響鍵介。

だが、あの維弦ですら指摘するほどに、少人数時の彼はとことん無気力で消極的だった。業を煮やしたアリアに「なんかやってみなよ」と発破をかけられた彼は、「カギP」時代の自分の曲でデジヘッドになった人間を正気に返す活動を始める。もっとも、自分の中をの意欲を総ざらえして何とか捻り出した罪悪感という感情を基にした行動であり、罪滅ぼしになっているのかどうかさえ自分自身でよく分かっていなかった。

「無理をしてこなかった結果が今の僕だ」「そもそも何となくかっこよさそうと思っただけで、音楽が好きな訳ですらない」。一見前向きな活動の裏で、鍵介の後ろ向きな独白だけが積もっていく。

そんなある日、彼らは「HN.ブルーマン」という『メビウスが現実でないと認識したデジヘッド』におびき出される。かつてパンクロッカーを夢見て上京し、四十路も近い今では三流商社のヒラ社員だというブルーマンに底辺の大人の悲惨さをぶつけられ、よろめく鍵介。

情けない大人にはなりたくない、でも子どもな今の自分だって情けない。進むべき先が分からなくなり、否、元より進むべき目標など見つけてもいなかった事を思い知らされ、動けなくなった彼を嗤いながら、ブルーマンは「楽士に戻れ」と囁く……。


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「僕をこんなに泥臭くて格好悪い人間にした責任、取ってもらいますからね」


現実での彼は、音楽系の専門学校生。性別はメビウスでのものと同一だが、実年齢は19歳。未成年でこそあるが、『メビウス』においても青春の代名詞扱いたる高校生活は卒業済みである。

彼自身の背景はここまでで全て明かされており、深層に踏み込んだ段階で特段に付け加えることはない。言うなれば、彼自身でも骨身に染みているその軽さ薄っぺらさこそが彼の抱える闇であり、地獄そのものと言える。

恩義あるμ(ミュー)をあっさりと裏切って帰宅部につけたのも、芯が強いからとか聡明だからとかではなく、その存在の軽さゆえで、つまるところなんとなく帰宅部に入った彼には、他の部員のような現実への帰還に対するモチベーションが何もなかった。

そんな心境をブルーマンに見抜かれて揺さぶられ、身動きが取れなくなった鍵介だったが、部長アリアの叱咤激励を受けてブルーマンを撃破、更に自分の中から何かの意志を掬い取ろうと足掻いてみるべく、ある行動に出る。

その行動とは、『作詞』。『作曲』は決意ひとつで一朝一夕にはできないが、作詞ならば(クオリティを度外視すれば)自分の思いの丈をぶつけて形には出来る。

それを最初に聞かせたい相手として鍵介が挙げたのは、ブルーマン。自分が泥臭く足掻こうと思えるようになったのは、彼のおかげでもある、と。

鍵介が大声で読み上げた、口さがない人間なら「アイタタタ」と失笑しそうなポエムを聴いたブルーマンは、感涙にむせび泣き、鍵介の可能性をリスペクトするのだった。あっ、この人実は結構良い人だ。


「現実で音楽関係の職に就いて、食っていけるようになる」。『特別』に憧れ続けて空っぽになった少年がようやく持った凡庸な、しかし自分自身の目標。「泥臭く足掻いてみせますよ」という彼の宣言に、部長アリアはその道行を見守ることを約束するのだった。

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