プロフィール
「全部、俺に任せとけ!」
キャラクター像
高校3年生。帰宅部のムードメーカー。大柄な体格が放つ威圧感に似合わず、性格は至って陽気でお節介な少年。
好きな言葉は友愛。尊敬する人は父親。
将来の夢も、父親のように立派なレスキュー隊員になること。
海が好きで、サングラスを愛用している。また、事あるごとに体格の大きさを自慢し、大きいことへのこだわりを見せる。
明るく気さくな良い奴で、困ってる人を見かけたら理屈抜きに放っておけないタイプ。
基本的に『帰宅部』満場一致の三枚目で、アリアとの漫才は帰宅部の風物詩。
他方、粗暴で大雑把な一面も目立ち、正義へのこだわりが行き過ぎた善意の押し売りや感情論でチームの空気を悪くすることもある。
つまりは良い意味でも悪い意味でも子供っぽいのである。
帰宅部メンバーでも、理屈屋の鍵介や独りを好む維弦とは特にソリが合わない。
戦闘面では、攻撃力と対空性能に特化。空中コンボの始動として便利なスキルが揃っており、さらにそこから強力な連続攻撃を叩き込める瞬発力のあるキャラで、経験値稼ぎに効果的な1ターンキルにも向いている。
一方で、どのスキルもSPを大きく消費するために長期戦や連続戦闘は苦手であり、隙が大きく命中率も低いため、タイミングの細かい調整やスティグマ装備によるステータスの補正は必須。
オススメは、4連カチ上げ技「衝撃の四連星」で敵を打ち上げてからの空中専用奥義「ドラゴンストーム」×2のコンボ。単独で放って良し、仲間との連携で更なるHIT数とダメージを稼ぐも良しと非常に使い勝手がいい。
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「もともとお前にゃ関係ねぇだろ。必要以上に入ってくんなよ、うぜぇんだよ」
主人公の部長就任に納得のいかない巴鼓太郎は、彼に対抗して、自分こそが帰宅部部長にふさわしいと証明するために、ゴシッパーを使って所謂『お助け屋』を始めることにする。
アカウントの綴りを間違えるなどちょっとした問題はあったものの、さっそくの依頼主「HN.スライム」から「μ(ミュー)にハマり過ぎて不登校状態になっている同級生を、学校に来るよう説得してほしい」という依頼を受ける。
件の同級生「山崎悠人」に逢いに行くものの、彼は鼓太郎の名前を聞くなり『卒業』(『メビウス』が現実でないと気づくこと)してしまう。彼は現実で鼓太郎と浅からぬ因縁があったのだ。
鼓太郎を罵倒する悠人に憤るアリアを余所に、彼らしからぬ歯切れの悪さを見せる鼓太郎。
再度デジヘッド化した悠人を正気に返す等の揉め事を解決するもやはり罵倒しかされない中で、アリアの怒りを抑える鼓太郎が、ある日打ち明けた「俺、これ以上あいつを助けたくねーんだよ」という言葉の真意とは……。
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「父さんだったら……父さんだったら、相手が誰だろうと助けるに決まってる」
現実での彼は、レスキュー隊員だった父親を持つ中学生。性別はメビウスでのものと同一だが、実年齢は14歳。帰宅部メンバーの中では最年少。
彼の人物像が分別自体はあるがそれでも立ち振る舞いやものの考え方が他の部員に比べれば悪く言えば幼い、良く言えば無垢な少年の心を持つのも当然な年齢である。
両親が事故死した後に叔父である山崎家へと引き取られはしたのだが、完全に生命保険目的だった叔父一家からネグレクトどころか虐待に近い扱いを受け、従兄弟である悠人からも、精神的身体的両面からのいじめを受けていた。
特に、尊敬する亡父と同じレスキュー隊員を目指すも、育ち盛りの中学時期で身長が152cmしかない鼓太郎は、このままでは身長制限で落とされることが確実であり、悠人からは事あるごとにその事を強調されて絶望を植え付けられていた。
PCどころかスマホも持たされていなかったため、『メビウス』に来たのはどこぞの店先でBGMとして流れるμ(ミュー)の歌を聴いたためだろう、と鼓太郎自身が推測している。
望みどおりの「大きく頑健な身体」を手に入れて、『メビウス』生活を謳歌していた鼓太郎だったが、現実では鼓太郎が幽体離脱症候群に罹ったことを契機に山崎家の虐待が表ざたになり、一家は不和が絶えなくなって、それに耐えかねた悠人まで『メビウス』に取り込まれるという負の連鎖に陥っていた。
ある意味では当然とも言える「なんで、あんな奴を助けなくちゃいけねーんだ!」という鼓太郎の叫びに、部長とアリアは「鼓太郎のお父さんだったら、どうしただろうか」と問いかける。
一般論的な正しさで語るならば、虐待の果てにある鼓太郎の叫びは何ら糾弾されるものではない。シャドウナイフのように「悪にはふさわしい報いを」というのも、一つの正義の在り方ではあるだろう。
2人が慮ったのは、悠人を見捨てることで、これから鼓太郎が亡父から受け継いだ「人を助ける」正義を貫けなくなるのではないかという事であった。
それを受けた鼓太郎は、気に入らない相手でも助けるのが自分の正義だと定め、悠人をデジヘッドたちの手から助けることを決め、その結果として彼と一応の和解を果たす。
全てが終わって後、鼓太郎は改めて部長を「部長」と認め、挨拶を交わすのだった。