概要
「ソフト帽」とは、クラウン(頭頂部の中央部分)にクリース(縦に折り込んだ窪み)のあるホンブルグ型の「中折れ帽」の1つである。
もっぱらフェルト製であるため「フェルトハット」とも呼ばれている。
紳士の日常用帽子で、「シルクハット」や「山高帽」など礼装用の固い帽子(ハード・ハット)に対し、「ソフト・ハット」と呼んだ。
日本では第二次世界大戦の前頃まで、一般男子の間で最も愛用されていた。
'50~'70年代のフランスのギャング映画(フレンチ・フィルム・ノワール)でアラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンドなどが被っていたため、ギャングのシンボル・アイテムとして認識されることもあった。