概要
『Fate/stay night』における第一ルート。セイバーをヒロインとする。エンディングは1種類。
『stay night』は、このルートをクリアしなければ次のシナリオに進めない形式となっている。
スマートフォン版は、このルートのみ無期限無料となっているので、『Fateシリーズ』に興味がある方は試しにプレイしてみることをオススメする。
2006年にスタジオディーンが制作したTVアニメ版は、このルートを中心にアニメ化している。「中心に」というのは、他のルートのストーリーもところどころ盛りこまれているため。EDはFateルートメインなのを意識してかセイバーだけをフィーチャーしたものになっている。セイバーファンは必見。奈須きのこ曰く、本作の主題は「ボーイ・ミーツ・ガール」。スタジオディーンの十八番であり、初のアニメ化にして累計100万枚を超える売り上げを記録した。
基本ルートな上に初めてアニメ化されたルートでもあるため、全ルート中で最も多くの人が結末を知っているルートと言えるだろう。
西脇だっと氏によるコミカライズ(角川コミックス・エース)は全20巻。
こちらもセイバールートを中心にしつつ、他ルートの要素も取り入れている。
ただし、これらのメディアミックスはどちらもコンシューマー版が発売される前の作品であるため、「ラストエピソード」の内容は反映されていない(もっとも、ファンの間でも後述のような議論がある)。
なお、2014年に本ルートがリメイクされる予定だったが、UBWルートに変更になった。アニメーション制作担当のufotableサイドは「士郎をメインとしたUBWルートを作りたい」という理由から、奈須きのこは「Fateルートの作品が既に存在し、再びアニメ化するには大幅なアレンジが必要、UBWルートならば2クールで映像化する意義がある」という理由から変更したとされる。
特に奈須の発言は「Fateルートを再アニメ化する意義はない」という事であり、本ルートが再びアニメ化される可能性は非常に低い。仮に実現したとしても、大幅なアレンジが必要と明言している以上、原作に準じた映像化が成される可能性はまずないと思われる。
内容
主人公衛宮士郎とセイバーの絆と恋愛、そしてセイバーの救いを描いたストーリー。
聖杯戦争の概要、聖杯の正体、サーヴァント・マスター同士のバトルと、展開もまさに王道。
シナリオライターの奈須きのこ氏は、「セイバーが士郎へ心を開いてゆく過程を分かり易くするため、他のルートより彼女の性格を頑なに描写した」と述べている。
なお、このルートで提示された士郎の歪みは、第二・第三ルートでそれぞれ別の答えを出すことになる。
コンシューマー版では彼らのその後を描いた「ラストエピソード」が収録。
ただし「Fateルート後の彼ら」とは明言されていないため、ファンの間では解釈が分かれる。
関連画像
関連項目
Fate/staynight 衛宮士郎 セイバー(Fate/staynight) 士剣
Fate>>>Unlimited Blade Works>>>Heaven's Feel