「草食系男子」から派生する形で、2008年頃より以下の2つの意味が同時進行的に広まった。
一般的な用法
消極的ながらも恋愛の意思を持つ「草食系男子」との対比で、いかなるアプローチにも応えない男子たちの様子を「絶食」と例えたもの。
肉欲が元々無いか、著しく弱い無性愛系統の者と、肉欲自体はあるものの、現実的な行動に移す意欲が持てない性嫌悪やミソジニー系統の者に大別される。いずれにしても「食事」自体を放棄しており、恋愛から積極的に遠ざかるような言動を取る事も少なくない。
「草食系男子」が男性の間で否定的に受け止められた反動もあって、後者=「行動に移せないだけ」を自称する男性が多い傾向にある。もっとも、その中には普通に行動していたとしても女性から相手にされない「非モテ」が、カモフラージュのためにこう謳っているケースも相当数あるようだ。
また「(性的な意味で)食べたいが(恋愛的な意味で)食べたくない」というヤリチンの言い訳にも用いられる等、言葉の用法は多岐に渡り、今後の体系化が待たれる。
なお、現実の動物にも「生物学的に消化は可能だが、好みでないから飢えを選ぶ」という選択をする事例は確認されているので、方向性自体はそこまでおかしなものでもなかったりする。
東方Projectにおける用法
数少ない男性キャラクターである森近霖之助が生理的に食事を必要としない身体であることと、周囲が少女だらけの中で色恋沙汰にほぼ興味を持たない性質であること(朴念仁的な意味)から、「草食系男子」をもじってファンの間でそう呼ばれるようになった。
もともと草食系男子にまつわる騒動から距離を置いていたpixivでは、彼のことを指し示すこちらの用法が主流である。