曖昧さ回避
ビーハイヴ(beehive)の意は『蜂の巣』。
ACVで登場するビーハイヴはビーハイヴ(ACV)の記事にて。世に平穏のあらんことを。
ニンジャのビーハイブについて
◆忍◆ ニンジャ名鑑#86 【ビーハイヴ】 ◆殺◆
背負ったガトリング・ガンでアイサツ・オジギ姿勢から発砲、相手の礼儀作法につけこんだ不意打ちを行う卑劣ニンジャ。
ニンジャスレイヤーの身体能力には初見殺しの攻撃が十分に通じず、無惨な最後を遂げる事となった。
「これが俺の必勝のカラテだ!思い知ったかニンジャスレイヤー=サン!」
人物
登場エピソードは第1部「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」。
暗黒経済組織ソウカイヤに所属するニンジャ。
アイサツ途中のオジギの最中に背部に背負ったガトリングガンで奇襲をかけるという卑劣極まりない戦法を得意とする。
通常、ニンジャ同士の戦闘(イクサ)では必ず「ドーモ、はじめまして〇〇=サン。××です」と互いにアイサツを交わすことが必須の礼儀作法とされており、アイサツ途中の攻撃はスゴイ=シツレイにあたる(むろん、古事記にもそう書かれている)。
なお、例外的にニンジャのイクサには「アイサツ前であるならば、一回だけアンブッシュで攻撃を加えても良い」という決まりがあるものの、ここでいう「アンブッシュ」は完全な「不意打ち」、すなわち「相手に自分の存在を察知される前に攻撃を加える」ことであり、あまつさえ相手に自分の存在を十二分に認識された上で行われるアイサツの最中に攻撃を仕掛けることは、もはやアンブッシュでも何でもない騙し討ちに等しい。
そのような卑怯な戦法を好んで行うためか、血も涙もない悪党揃いだがニンジャの礼儀作法には厳格なソウカイヤの査定でも『礼儀知らず』と断じられており、組織内部での地位は低く、本人はそのことを「不当な評価」として長年組織に不満を抱いていた。
それもあってかウォーロックのソウカイヤ乗っ取り計画に乗り、ワイアード・アルバトロス・テンカウントらと共に刺客としてニンジャスレイヤーを襲撃する。
容姿
格子模様のニンジャ装束を着ており、ドラム式の大口径ガトリングガンを背負っている。
アニメイシヨンではスネ部分や腕にキャタピラを付けた戦車じみたフォルムの装束を身にまとっている。アニメ独自の玩具風アレンジも施されており、ガトリングガンの銃口にはバネで発射するタイプのプラスチック弾がはめ込まれている(スネに予備弾あり)ほか、スコープ風のクリアパーツや装甲各部の肉抜き穴などのディティールが確認できる。
ジツ・カラテ等
背部に背負ったガトリングガンをオジギした姿勢で掃射する。
今までこの卑劣な初見殺しとも言える戦法で勝利してきたため、仕留め損ねた際の対応やカラテの技量はかなり未熟で低い。
しかもオジギ・ガトリングに特化し過ぎたあまり、ガトリングガンは背部固定式でとりはずせない、砲身が大きすぎて完全に背面が死角になっている、撃つためにはオジギする必要があるため敵に急所の頭頂部を晒してしまう、仰向けに倒れるとカメめいて自力で起き上がれないなど多くの弱点を抱えている。
劇中での活躍(※ネタバレ含む)
ニンジャスレイヤーに得意のオジギガトリングをお見舞いするが仕留めそこねてしまい、追撃するも逆に分断戦法で孤立させられたところを巧みなカラテでオジギ・ガトリングの弱点を突かれて仰向けに転倒させられ動けなくなる。
仲間に助けを求めるが先行し過ぎたために届かず、ニンジャスレイヤーの容赦無いストンピング攻撃によって何度も何度も何度も何度も踏みつけられ、ガトリングガンの残骸混じりの肉塊となるまで踏みつけられて惨殺されるという劇中でも屈指の残虐な方法で殺害され死亡した。その戦い方は、まさに本作の原則である「ノーカラテ・ノーニンジャ」を地で行くものだった。
ニンジャのイクサにおいてスゴイシツレイを働いた者がどのような末路を辿るのか示してみせたといえ、まさにインガオホーでありここまでされる謂れはあり当然の報いであった。