真理の扉とは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する異次元への扉のようなものである。
ようこそ、命知らずの大馬鹿野郎!!
人体錬成など、禁忌とされる強大な錬成を成すことで出現する『扉のような物体』。
見た目は石などの鉱物でできた一枚の壁で、モノリスを彷彿とさせる奇怪な雰囲気を放つ。普段は真理と呼ばれる存在とともに、無限に続く白亜の空間にぽつりと存在している。
真理曰く「"扉"はすべての錬金術師に存在する」らしく、その門の彫刻も錬金術師によって模様を変える。
見せてやるよ、真理ってやつをな
この門が開くと、そこから巨大な眼が覗いており、さらにその中から無数の手が触手のように這い出てくる。その手に引きずり込まれれば最後、いかなる抵抗も通じず呑まれるしかない。
そしてその正体は"真理世界"と"現実世界"を隔てる門であり、ここをくぐることで"真理"を垣間見、理解することができる。また現実世界との扉でもあるため、エドワードがグラトニーに呑まれた際に、脱出手段として用いたこともあった。
その一方で真理を垣間見た場合には通行料も発生し、それを見た後には何かしらを『持っていかれる』ことになる…。
その結果として、エドワードは左脚、弟・アルフォンスは全身を『持っていかれた』。
馬鹿だな、また来たのか
タグとしては本項で紹介したもの、もしくそれに類似したものに付くが、別の意味で「真理を覗いてしまった」と感じた際に付くタグとしての一面もある。
それがこの世の真実なのか、あるいはなにかの性癖なのかは当事者にしか理解できないであろう…。