概要
夜明けの地平線団討伐の報酬としてテイワズが鉄華団に譲渡したハーフメタル採掘場でハシュマルやプルーマと共に発掘されたガンダム・フレーム。
発掘された当初はエイハブ・リアクターがスリープ状態に陥っていた為、鉄華団の技術で起動する事が出来なかったが、テイワズの技術部門によってリアクターの再起動と機体のオーバーホールが行われ、獅電改に代わりノルバ・シノの乗機として運用される。
なお、発掘時は白を基調としたカラーリングでまとめられていたが、改修に際してシノの強い要望から彼のパーソナルカラーであるピンクにリペイントされ、流星号の名も受け継がれた。
フラウロスはシノの乗る流星号としては四代目にあたり、そのカラーリングもあって関係者であれば誰の乗機であるか一目瞭然となっている。
他のモビルスーツがナノラミネートアーマーの防御を突き破る目的で近接格闘兵装を装備しているのに対し、フラウロスはそのトレンドに逆行するかのように複数の火砲を搭載した砲撃ユニットを背部に装備する。これは射撃兵装によってナノラミネートアーマーの防御を突き破る事を目的とした上位機構であり、フラウロス本体もその能力を最大限に引き出す為に砲撃モードへの可変機構を持つ。
砲撃モードでは腕部ガントレットを展開し下半身を前後逆にすることで四脚姿勢を採り機体の安定性を高め、地上戦での命中率向上や砲撃時の衝撃吸収に役立てている他、攻撃の即時回避の補助にも活用される。
なお、流星号の特徴であるアイペイントは、機体の可変機構を考慮して頭部アンテナと砲撃ユニットにそれぞれ描かれている。
機体データ
型式番号 | ASW-G-64 |
---|---|
全長 | 17.8m |
本体重量 | 22.9t |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
使用フレーム | ガンダム・フレーム |
武装 |
|
パイロット | ノルバ・シノ |
武装
レールガン
ガンダム・フラウロスの主兵装として砲撃ユニットの上部に二基搭載されているレールガン。シノはこれを「ギャラクシーキャノン」と名付けている。
二基のエイハブ・リアクターから生み出される電力を集中する事で爆発的な初速を生み出す事が出来る。
その正体はレアアロイ製の特殊弾丸をレールガンで撃ち出す「ダインスレイヴ」と呼ばれる上位機構であり、ナノラミネートアーマーの防御すらも突き破る程の貫通力を持つ。
なお、ダインスレイヴは厄祭戦終結後はギャラルホルンによって使用を禁止する条約が制定されており、鉄華団はこの条約に辛うじて抵触しない弾丸を使用する。
初使用時は使い勝手がわからないシノのためにヤマギ・ギルマトンがフラウロスに同乗した。
ショートバレルキャノン
レールガンと状況に合わせて換装される短銃身砲。
移動しながらの砲撃にも対応しており、その性質上乱戦に於いて威力を発揮する。
マシンガン
砲撃ユニットの下部にアームを介して接続されている120mm口径の機関砲。
腕部に装備して使用する為のグリップも備わっているが、砲撃ユニットに装着した状態でも使用可能。
アサルトナイフ
ピック状の先端部を持つナイフ。
他の機体の物と比較して小型で扱いやすい近接格闘兵装。
余談
名前の由来となったフラウロスは人間と豹の2つの姿を持つ悪魔であり、変形機構により人型と四脚形態とを切り替える様は、その特徴を如実に再現する形となっている。
関連項目
ガンキャノン:コンセプトやカラーリングが似通っているため、引き合いに出される。