概要
ペルソナシリーズのうち、女神異聞録ペルソナ、ペルソナ2罪・罰の3作において、ゲームの導き手である人類のポジティブマインドの化身フィレモンと並び、重要な役割・設定を担う存在。
人類のネガティブマインドの化身。人の心の光も影も知りぬいたうえでその何もかもを嘲笑う、執拗かつ底無しな悪意の具現である。
「人は完全な存在となり得るか」という命題について、相棒にして宿敵にして半身であるフィレモンと尽きぬ議論を交わしており、肯定派のフィレモンが人類の営みを見守り続けるのに対して、否定派である彼はより積極的に人類を破滅に導くことで人は完全な存在になどなり得ないことを証明しようとする。
人の心の海より出でし彼が、地球外の神性存在であるニャルラトホテプを名乗るのは、かつてとある作家と邂逅した際に、その発想の中にある邪神の一柱があまりに己の在り様と似ていることに感心したため、またはその作家が邂逅の体験から「這い寄る混沌」という神を創造したことによるとされている。
上述の形で、公式によって「クトゥルフ神話に登場する彼の邪神とは別物」であると言明されており、千の化身によって如何なる設定をも呑み込む、ニャルラトホテプの名を冠するキャラクター群の中では異色の存在でもある。
ペルソナ版
神取鷹久及び城戸玲司専用ペルソナとして3種類の姿が登場した。
ペルソナ2版
作中には罪と罰の両方に合わせて6種類の姿が登場した。
基本形態
杖を持ち、スーツを着た男性の姿。
第2形態
罪におけるジョーカーのペルソナ。
グレートファーザー
罪における最終ボス。
第3形態・ゴッド神取
罰における神取鷹久のペルソナ。
第4形態・月に吠えるもの
罰における最終ボス。
第5形態
罰における最終ボス。
さらに登場キャラクターにはニャルラトホテプの化身と思われるもの、化身が登場している。