概要
日本で出世コースを歩むも、容赦無い首切りで元同僚に逆恨みされ駅のホームで電車に向け突き飛ばされたエリートサラリーマンに語り掛けた、自称・神。
列車に撥ねられる寸前で時を止め、駅にいた人々や鳩の口を借り、世間における信仰心の欠如を嘆いて見せ、超自然を前にしても滔々と無神論を語って見せる彼に信仰を芽生えさせようと、二つの世界大戦に直面していた頃のヨーロッパに似た異世界にターニャ・デグレチャフという名の幼女として転生させる。
その後も軍に入隊し持ち前の頭脳で順調に出世する彼を死の危険に追いこむついでに、新兵器「エレニウム九五式」の開発成功と量産失敗による彼女のみへの支給、という形で「恩寵」を与えるといったアプローチを続けている。
「エレニウム九五式」には存在Xにより、使用する際に「神に祈りたくなる」という精神汚染が生じる条件が課せられており、ターニャはあまりこれを使いたがらない。
使用時の祈りの文句の一つに「主よ、父と子の名のもとに裁きの雷を落とし給え」があり、若干キリスト教風(正確には「父と子と聖霊」という形になる)だが、存在Xは自身を輪廻転生を司る存在としており詳細は不明である。