経歴
水を飲もうとしたところ、川に流されてきたムファサを見つけた。彼はムファサにナイルワニの子供に襲われそうになっていることを告げ泳ぐように命じ、母であるエシェの力を借りムファサを助け、オバシの元へ連れて行くが、オバシはムファサの事を死ぬほど嫌っており、レースで直接対決をするように命じる。
最初は親から離れ何日も飲まず食わずだったムファサより断然有利だったが、タカは
もう1つ秘密を教えようか?
僕、兄弟が欲しかったんだ!
と告げ、わざとばてたふりをして失速し、最後にはムファサを突き飛ばし先にゴールさせた。
オバシはイカサマだと激怒しながらもムファサを受け入れることにする。
それからしばらくたち、ホワイトライオンの群れに襲撃された際にオバシはタカを我らの未来だと言い、ムファサと共に旅に出るよう命じる。
以下、作中最大のネタバレ注意
それから、タカはサラビに好意を抱いていて、ムファサの協力を経てサラビの気を引こうとする。しかしサラビはムファサに好意を寄せており、失意に暮れたタカはキロスと手を組んでしまう。
しかし最終決戦の最中、キロスがムファサを殺そうと迫った際、タカはムファサをかばい身代わりとなり攻撃を受けたことで、目に傷を負ってしまう。その後はムファサが主導権を握り2頭でキロスを撃破、溺れそうなムファサを再び助けた。自らを助けたことにムファサは感銘を受けたものの、キロスと手を組んだことについては酷く失望したため追放はしないがその名を口にすることはできないと決断した。そのためタカは自らの傷、つまり過ちを忘れないように(字幕版より。日本語版ではその名の意味を説明するだけであり意図までは伏せられている)と偽名を使うことを命じるのであった。
余談
- 経緯は違えど、アニメ版の世界線と同様、タカが闇落ちしたのは目の傷が原因ではないかという考察が上がっている。そのためもし目を攻撃されていなければ光落ちしムファサを支える重要な存在となっていた可能性が大いにあるとされるが、実際にライオンはタテガミを首の防御に役立つことを知っているためあのような状況で目以外の部位を狙うことはないとされているため仕方ないことなのではという風に見ても取れる。
- なおディズニーでこのような経緯が明かされた悪役は非常にレア。この話はディズニーでも特に重い話である『ライオン・キング』だからこそ高い評価を受けた、という意見もある。