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「命の環は壊れてしまった…。だから俺が新たな王にならねばならん」
概要
CV:マッツ・ミケルセン
吹替:渡辺謙
実写版『ライオンキング』の2作目『ライオン・キング:ムファサ』に登場する雄のホワイトライオン。
本作のディズニーヴィランズであり、若き日のムファサとタカ(スカー)の前に立ちはだかる。
元々は普通のライオンの一族に生まれるも、ホワイトライオンとして生まれた事で一族から迫害を受けた事で心が荒み、同じくホワイトライオンとして生まれた妹のアクア&アマラのほか、他の群れから爪弾きにされたホワイトライオンたちを束ねてアウトサイダーズ(吹替版では「はぐれもの」と訳されている)を結成した。以降は他のライオンの王国を侵略・壊滅させては、自身が唯一のライオンキングになろうと目論んでいた。
そうした過程の中で、タカの故郷であるオバシ王の王国に攻め入った際、先に斥候として偵察に出ていた息子・シェジュがムファサに返り討ちに遭って戦死した事で、復讐のために亡命したムファサとタカを執拗に付け狙う。
余談
- 『ライオンキング』フランチャイズのキャラクターの名前はスワヒリ語由来が多かったが、キロスの名前は「主」を意味するアムハラ語に由来する。これはエチオピアの公用語である事から、キロスの故郷がエチオピア周辺である可能性が示唆される。
- これまで『ライオンキング』のフランチャイズではホワイトライオンは登場せず、キロスが初のキャラクターとなった。ファンの間では、(経済力などで劣る手塚治虫側がディズニー側とその弁護士軍団に勝てない可能性が高いこともあり)「一応」は和解しているとはいえ盗作騒動への配慮と考えられている。しかし、キロスがホワイトライオンをモデルにしたのは、メラニズムのライオンが実在しないことに加え、盗作騒動が「形式的には」和解したことへの証明としての可能性も示唆される。
- 「世界ライオンの日」である2024年8月10日に第2弾トレーラーにて容姿がお披露目されたが、その際に「これはもうレオだ」とホワイトライオンの登場には大きな話題を呼んだという。
- 吹き替え版の声優はサラビなどの他の主要キャラクターが発表された段階では未発表であったが、10月21日に行われたイベントにて渡辺謙氏の担当が発表された。
- 奇遇だが、氏は前作公開と同年に公開された王と深い関係を持つ作品に出演。しかもこの作品、ちょくちょく『ライオン・キング』との関連性が指摘される。例を挙げるならあらすじの類似、両作には「Long live the king」というセリフが登場するなど。