概要
ムファサの妻、シンバの母親にあたるライオン。一人称は「私」。
シンバとナラが出かける際に許可を取るなど非常に性格は心優しい。ムファサの死後は未亡人となる。
その後は独裁政治を振るった義弟スカーに諫言するなど気丈な性格だったが、悉く撥ねつけられた。
プライドランドにシンバが帰還した際は一瞬ムファサと見間違えるが、すぐにシンバだと分かると喜んでいた。
ムファサが死んだのは「自分のせいだ」と聞いた時にショックを受けたが、それでもすぐにスカーが犯人だと判明しハイエナたちと勇敢に戦った。
映画のエンディングではシンバの即位の際にプライドロックのふもとで他のメスライオンたちと雄たけびを上げていた。
その後に関しては不明であるが、恐らくは寿命などで天寿を全うしたのでは?とされている。
余談
- 超実写版では登場シーン及び台詞が増えており、プライドランドが荒廃してしまうとナラなどのメスライオンたちにとってリーダー的存在となる、またザズーにも信頼されるなどといったシーンが目立つ(このように、あるメスライオンがオスライオンと同等の地位に立つことは自然界でも確認されている)ほか、スカーに求婚されるが首を縦に振らないなどといった場面もある。
- また、終盤スカーがムファサを殺害したことについてシンバに打ち明けた際にスカーが「見下ろす俺に怯えた目を向けていた」とあっけなく最期の様子を打ち明けていたことを聞き逃さず、「谷に着いたときは遅かったって…だったらなぜムファサの目を覚えているの!?」などと問いただしていた。これについては監督がDisney+収録の音声解説にて「アニメ版よりもシーンを際立たせるためにサラビが話の矛盾を突かせスカーのアリバイの穴に気付かせると面白いと思った」と意図的なものだったと明かしている。
- ミュージカル版に於いては女性アンサンブルの1人が兼ね役という形で演じている。
