次世代の党
じせだいのとう
次世代の党Party of the next generation
「維新の会石原派」の元維新の会共同代表石原慎太郎が、 平沼赳夫らとともに平成26年6月26日に結成した新保守主義的政党。
現在の名称は「日本のこころ」であるが、そのタグでの作品がないため便宜上ここで述べる。
概要
「次世代の党」という名と裏腹に、高齢の議員が中心になっているため、たちあがれ日本が「立ち枯れ日本」と揶揄されたのと同様に、「旧世代の党」「爺世代の党」などと揶揄された(但し年齢層的には50歳未満の議員もいる)。
平沼代表時代
結成の年の末に行われた第47回衆議院議員総選挙で大敗を喫し、党首の平沼と園田博之の2名を除く全候補が落選。参議院の現職6人とあわせて国会議員8名の泡沫政党と化す壊滅的打撃を受けた。またこれをもって石原が引退を表明し、選挙後に中田宏・アントニオ猪木が脱退。
園田は太陽の党を正式解散させるために一端形式上離籍後また復帰したが、2015年6月に園田本人および自民党の茂木敏充により園田が同年秋をめどに自民党に復帰することが発表され、同年8月28日には次期代表選出を巡る意見の差から松沢成文が脱退。
中山代表時代
平沼は2015年秋頃に代表を退くことをかねてから表明していたが、同年9月15日に病気のため離党届を提出し25日に党より受理され、後任の代表は中山恭子となった。また同時期に党の顧問を務めていた藤井孝男(落選し浪人中)および園田も正式離党し、平沼・園田・藤井は直後に自民党に復帰。
これにより衆議院には1人も現職議員がいなくなったため衆議院会派を解散、現職議員が参議院5名の泡沫政党と化しさらに縮小に歯止めがかからない状態となっていた。
2015年12月20日、崖っぷち状態の中代表を引き継いでいた中山代表は「勢の拡大に向けて、党の理念や考え方を明確に打ち出す必要がある」として、党名の変更を表明。
党名を「日本のこころを大切にする党」と変更することを公表した。
しかしこの党名変更に反対意見だった江口克彦は直前に脱退。2016年には浜田和幸もおおさか維新に移り、同年の参議院選挙でも立候補したメンバー(中山代表の夫である中山成彬を含む)が全員落選という大敗北となった。
2016年9月、党名を再度変更し「日本のこころ」としたものの、11月には和田政宗が脱退。
国会議員2人と存亡の危機に立たされている。
理念
- 「自立」
- 「新保守」
- 「次世代」
基本政策
- 国民の手による新しい憲法(自主憲法)の制定
- 自立した外交及び防衛力強化による安全保障体制の確立、集団的自衛権に関する憲法解釈の適正化、全ての拉致被害者の早期救出
- 財政制度の発生主義・複式簿記化による「賢く強い国家経営」への転換
- 世代間格差を是正する社会保障制度の抜本改革、徹底的な少子化対策
- 既得権益の打破(規制改革)による成長戦略と「賢く強い政府」の実現
- 安全かつ安定的なエネルギー政策(新エネルギーの開発・原子力技術の維持)、電源多様化による脱原発依存
- 正しい国家観と歴史観を持つ「賢く強い日本人」を育てる教育
- 地方の自立、「自治・分権」による日本型州制度の導入