概要
おおさか維新の会とは、かつて存在した日本の国政政党。同音の地域政党「大阪維新の会」を基盤としており「総支部」とされる地方組織を持つ。
設立の経緯
旧「日本維新の会」に「結いの党」が吸収され改称する形で「維新の党」が結成されたが、2015年8月に橋下徹・松井一郎らと「結いの党」系との対立が表面化。
2015年11月に「維新の党」から「日本維新の会」(大阪)系の議員が離脱・結集する形で松井一郎大阪府知事を党首として「おおさか維新の会」が結成される。
(2016年3月に初代「日本維新の会」の継承団体である「維新の党」は解散)
2016年参議院議員選挙後の8月に、政党名を「日本維新の会」に改称した。
幹部の顔ぶれなどから、実質上は名前を「日本維新の会」に「戻した」と表現して差し支えないが、上記の通り、手続き上は「以前『日本維新の会』と名乗り『維新の党』に改称した解散した団体」と「『おおさか維新の会』から改称した『日本維新の会』」は継承団体ではなく、全くの別組織となる。
党名の「おおさか」については地方分権や改革の象徴であるとしており、「『おおさか維新の会』所属の北海道や九州・沖縄の国会議員なども誕生させたい」と表明。前身となる地域政党「大阪維新の会」の影響から主な基盤は大阪府や関西地方が中心となるが東京都議会において一定の議席を有していたほか、沖縄県選出の国会議員も在籍していた。
政策面では、反公務員・新自由主義的傾向が強く、地方分権・地域主義を掲げている。自民党の掲げる改憲を支持する一方、公務員制度改革や財政政策をめぐって対立関係にある。