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性別:モフルンの編集履歴

2017-03-22 22:07:45 バージョン

性別:モフルン

せいべつもふるん

『魔法つかいプリキュア!』に登場するキャラクター、モフルンの性別。

モフルンの性別は本編で明かされていなかったため、ファンの間では男の子として扱われることが多かった。

そんな中、2016年7月14日に秋の劇場映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!のあらすじや新予告が公開され、モフルンがプリキュアになる事が判明した。

プリキュアオールスターズNewStageの映画では女の子は誰でもプリキュアになれるというキャッチコピーが存在する。

モフルンがプリキュアになるということは性別が男の子ではなく女の子であると思われ、ファンを驚かせた。


だが、モフルンは元々ぬいぐるみであるため性別は存在しないことがスタッフのインタビューで判明。

キュアモフルンは初のズボン着用プリキュアということでも注目された。男の子でも女の子でもない「性別=モフルン」設定をテレビシリーズのスタッフが共有されていたため、そのまま引き継いだデザインとなっている。


性別=モフルンとは

ぬいぐるみ状態のモフルンはイラストを見ればわかるように見た目で性別を判断することは不可能で、TV本編中でも性別についてあえて言及することをしていない。

齋藤彩夏の独特の声質による中性的な口調の演技もあって、キュアモフルンの情報が公開されるまではモフルンを男の子と思い込んでいる視聴者が大半を占めていた。

pixiv上のファンアートでもモフルンを男の子のイメージで捉えているものは多い。


モフルンが女の子であることを示唆するヒント的シーン自体はいくらか作中に存在しており、特に

15話で「はーちゃんにはお母さんが3人(みらい、リコ、モフルンの事)いるモフ」と発言したことは、カンの鋭い視聴者の間でモフルンは女の子ではないかという疑いを強めるきっかけになったようだ。ただし、この時点では「お母さん」はあくまで比喩的表現であり性別を示唆しているわけではないという見方が大半だった。

当初の予定ではモフルンを女の子と直接的に指摘しない代わりに、みらいに「喋れるようになるまではモフルンのことを今まで男の子だと思っていた」という婉曲的なセリフをしゃべらせることで、モフルンは実は男の子とは限らないのではないかという疑念を視聴者にわかりやすく提示するつもりであったようだ。それが尺の都合でカットされたために、モフルンの性別に気づける視聴者はかなり少ないままとなり、キュアモフルンの姿が本編中のCMで初めて流れた時は子供だけでなく大人もびっくりすることになる。当時はSNSを中心に結構な話題となり、結果的には映画宣伝のサプライズ効果としては想定以上の効果を発揮した。


その一方、劇場版の監督である田中裕太は「モフルンには性別はないという設定がテレビシリーズのスタッフ間で共有されていた」とアニメイトタイムスのインタビューで答えている(参考)。キュアモフルンがスカートではなくズボンを履いているのは性別に曖昧な部分を残すためであるようだ。劇場版プロデューサーの神木優アニメディア9月号で同様の発言をしている。

テレビシリーズのプロデューサーの内藤圭祐とディレクターの三塚雅人が、放映終了後に刊行された『魔法つかいプリキュア! オフィシャルコンプリートブック』で「モフルンは性別がモフルンですので、男の子すぎず、女の子すぎず、中性的な感じができるキャストということで斎藤さんを選んだ」との発言をしているため、この認識は間違いないように思われる。

(一方、シリーズ構成の村山功は、アニメージュ9月号掲載インタビューで、「モフルンは最初から女の子だと決まっていた」と語っており、情報が若干錯綜している部分もある)


キュアモフルンの情報が公開されてからは、モフルンに女の子向けの服を着せて女子アピールするシーンは増えるようになった。第29話のモフデレラはその典型例でもある。

スタッフ間ではモフルンは男の子とも女の子ともどちらでも取れる中性的なキャラという認識だったが、実際は多くの視聴者がモフルンを男の子だと捉えてしまっていたので、バランスを取るために女の子アピールをある程度はする必要が出てきたところもあるかと思われる。

しかし、それはただ「モフルンが女物の服を着ているシーン」が映るのが増えただけであり、演技や口調が女の子っぽくなるわけもない。キュアモフルンの情報が公開されてからも作中では決してモフルンの性別を直接的に言及していないのも変わっていない。性別は曖昧にすることがスタッフ間で意識されているのは確かなようだ。


以上のことから結論づけるなら、モフルン自体は女の子っぽいイメージも男の子っぽいイメージも両方もつようなキャラでありどちらが正しいというわけではないが、キュアモフルンは「モフルンが持つ女の子っぽいイメージ」が強調された形態であるということなのだろう。


ちなみに、(ぬいぐるみ状態の)モフルンのキャラクターデザインを担当した宮本絵美子はアニメージュ10月号掲載インタビューで「モフルンは性別が意識されないようなデザインにしている」と語っている。


カップリングについて

モフルンには、モフみらモフはーオルモフチクモフクマモフ、等の様々なカップリングタグが存在する。

魔法つかいプリキュア!のキャラクターでもモフルンのカップリングタグの種類が最も多い。


モフルンは男の子でも女の子でもないが、「性別=モフルン」が明かされる前はファンアートでは男の子として扱われる作品もあった。

現在ではプリキュアに変身できたため、女の子として扱われる場合が多い。


関連タグ

魔法つかいプリキュア! モフルン キュアモフルン

『性別:』シリーズ


プリキュアシリーズで性別不明のキャラクター

ポプリ

プリキュアシリーズで性別を間違えられやすいキャラクター

明堂院いつき…一人称が「ボク」だったため、男の子だと思われていたが女の子。

ぐらさん…一人称が「オレ」語尾に「だぜ」と男口調で話すが女の子。

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