概要
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場する孫悟空の技・変身形態。
破壊神シャンパ編の第39話で初登場。
中心は超サイヤ人ブルーの青い気をまとい、周りには界王拳の赤い気が沸き立つガスバーナーの炎の様なオーラを纏っている。
強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールを極めた超サイヤ人ブルーだからこそ使える形態であり通常の超サイヤ人では肉体への負担がかかりすぎて使用はできない
気の調合を間違えると気が暴走して最悪の場合死亡するという非常にシビアな技。
また成功した場合でも時には少し時間をおいて遅発性乱気症という気の病気を発症し気のコントロールが不安定になってしまうというリスクを持つ。
現時点での最大倍率は10倍が限度。
ゲームでもこのリスクが再現されており「ゼノバース2」では気力回復量が常に超ダウンするなどが設定されている。
また「ヒーローズ」では「10倍ゴッドかめはめ波」という必殺技を使用する。
表記としては他に「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人界王拳」や「超サイヤ人ゴッドSS界王拳」などがあるが本編では「超サイヤ人ブルーの界王拳」などの呼び名で呼ばれている。
使用場面
対ヒット
本形態を初使用した場面。
目にも留まらぬ超スピードと時を止める特殊能力「時飛ばし」を持つ超強敵ヒットに対して、彼の行動を先読みして攻撃するなどの戦法を駆使し戦う悟空だったが、ヒットが戦いの中で純粋に成長したことで追いつけなくなってしまう。
そこで悟空はヒットの強さを讃え、きたるべきビルスとの再戦に備えて調整を重ねていた本形態に変身。
ヒットですら目で追いきれないスピードを見せつけた上で10倍界王拳を発動させ、一時的にせよ時の止まった空間内を動いてヒットを叩きのめすと言う承太郎も真っ青な活躍をする。
さらなる成長を遂げたヒットとも互角の戦いを繰り広げてみせるも、殺し屋たるヒットが「殺してはいけない」というルールにより真の本気を出せていないことが発覚。不殺のルールの撤廃を求めた悟空の一言が原因でビルスとシャンパが口喧嘩を始めて試合は中断、そうこうしているうちに悟空の身体が限界を迎えてしまい「今度は一対一で勝負しようぜ」と言い残して武舞台から飛び降りて場外負けを喫した。
対合体ザマス
合体ザマスの「聖なる逆鱗」をゴッドかめはめ波で押し返し、両腕と引き換えにザマスに回復困難なダメージを与えた悟空が追撃をかける際に使用し、更なるダメージを与えることに成功した。
しかし今回は既に全身にダメージを受けている上に先述のかめはめ波により両腕が使い物にならなくなり、ザマスに片脚の骨を粉砕されているという満身創痍に等しい状態で使用したが故に自壊ダメージにより倒れてしまった。
対ベルガモ
相手のパワーを吸収し自分の力に変える強敵ベルガモに対し使用。
既に超サイヤ人のパワーを吸収していたベルガモだったが、それをはるかに上回る超パワーを誇る超サイヤ人ブルー界王拳の敵ではなく、全力のかめはめ波により倒された。
ベルガモが物足りないと言っていた悟空であるが、ここまでの全力の攻撃を受けてよくベルガモは死ななかったものである。
対トッポ
第11宇宙の英雄トッポの「ジャスティス裸締め」を受けて失神寸前にまで追い込まれた悟空だったが、超サイヤ人ブルーに変身して一転、猛攻を仕掛ける。
それによりダメージを受けた上に自分の誇りとも言うべき特注ユニフォームを傷付けられたことにトッポは怒り、本気を出す。
それに対して悟空も負けじと超サイヤ人ブルー界王拳に変身し、両者が激突する…かと思いきや、「このままではどちらかが死ぬ」と見た大神官が勝負を中断させたことにより決着はつかなかった。
ちなみにベルガモ戦で界王拳を使った後すぐに一切の回復なしで使用した界王拳であったが、反動はあまり見られなかった。