概要
水兵服は、19世紀半ばに誕生した水兵が着用する軍服(甲板衣)である。大きな襟や鍔のない帽子(水兵帽)が特徴の服。1857年にイギリス海軍が制定したものが最初とされる。
のちにデザインの改良など加わって、子供服として世界的に流行した。
日本では、20世紀前半までに「男子生徒用の学生服が陸軍用の詰襟服がモデルだから、女子生徒用の服は海軍用の服にしよう」という滑走で、女子生徒用の制服として定着した。これがいわゆるセーラー服である。セーラーは英語で水兵のこと。
女子生徒の服になった理由は、海というモチーフが女性的で女性と相性が良かったという説、スカーフやボーダーがファッショナブルで女性受けしたという説、水兵服を着た子供がかわいくて女性受けしたという説、V字状の襟の形が手を前でそろえる女性と相性が良かったという説もあるが、起源は定かではない。