図鑑データ
概要
2017年5月2日のアップデートにより実装された。同日より開催の2017年春季イベント『出撃!北東方面第五艦隊』のE2にてドロップが確認されている。
名前は現在日本が領有権を主張しつつもロシア統治下にある北方領土の国後島から取られている。
作中での愛称は「クナ」。
ちなみに国後はアイヌ語の「クナシル」を由来としている。
史実
エピソード
元々占守型海防艦はソ連との漁業権交渉などを行う関係で、外交任務を有する軍艦に分類されていた(1942年7月1日の艦艇類別等級改訂をもって海防艦そのものが軍艦籍から外れるまで)。
しかしながら、その駆逐艦よりも小さな艦形と知名度の低さから、軍艦でない艦艇からぞんざいに扱われる事もしばしばだったという。
国後も例外ではなく、こんな話が伝わっている。
1942年6月、アリューシャン作戦支援に当たっていた国後が幌筵島の基地に入港した際、そこには子日が在泊していたのだが、子日は後からやってきた国後を自分よりも格下の艦艇と勘違いしてしまった(実際には当時の国後はまだ軍艦であり、駆逐艦より格上)。
当時、他艦と港や外海で会った際は階級が下の方から先に敬礼をする、という決まりがあったのだが、なかなか相手が敬礼をしてくれないので、子日は国後に対して信号を送って問いただそうとした。
子日「ねえ、そこの君。何で子日に敬礼をしてくれないの? ね?(貴艦ハナニユエ本艦ニ敬礼サレザルヤ)」
国後「えっと……あたし、国後っていうんだけど……(ワレ国後ナリ)」
子日「国後ちゃんか……えっと、国後ちゃんの艦種は……って、えぇぇぇぇぇぇっ!?」
この後、相手がまさかの格上であった(当時子日に乗艦していた乗組員で最も階級が高かったのは少佐階級の艦長であったが、軍艦の国後は中佐が務めていた)事に気付いた子日の艦長は、慌てて内火艇を飛ばして非礼を謝罪したという。
国後の放置ボイスで、子日に対して必死に何かのフォローをしているのは、つまりそういう事なのである。