概要
1988年に導入された東武20000系シリーズ以来28年ぶりとなる、日比谷線直通用の新型車両。また、東武としては東武60000系以来3年ぶり。
東武鉄道は6月17日、日比谷線の相互直通運転車両について、新型車両の形式名称と基本的な仕様を決定したと発表。現在、3扉車両と5扉車両(前2両・後2両)が混在する直通車両のすべてを4扉車両(20m化7両編成)に統一。車両機器や車内の主要設備について仕様の共通化を進めるために当形式を投入することになった。
車内は、1人あたりの座席幅の拡張や座席横仕切りの大型化等による座り心地の向上、全車両フリースペースの設置、および車端部の座席を全て優先席とするなど、様々な乗客に配慮した仕様となる。ドア上には17インチのLCDを3画面採用。これは海外からの利用客が増加していることで、乗換案内・駅設備案内の多言語化、ニュース・天気予報などの情報をより多く・わかりやすく提供するためだとしている。3画面の使用方法は銀座線の1000系のそれと言った感じになる。
車体については、東武20000系で帯として使用していた「ロイヤルマルーン」を赤と黒の原色の帯に分離させ、現代的なイメージを施した車両となる。