概要
東武鉄道の通勤形電車。2013年6月15日より東武野田線で営業運転を開始した。2015年度までに6両編成18本が導入され、旧形の8000系の一部を置き換え。現在も野田線の主力として活躍している。
東武鉄道の通勤形車両が野田線へ直接新製投入されるのは、史上初のことである。この車両の登場直前まで、他路線から転属してきた8000系ばかりが走り、さらには2004年までツリカケ駆動の5050系(5070系)が走っていた、いわば旧型車両ばかりだった野田線において、新車の登場は鉄道ファンを驚かせた。
行き先表示のLEDは列車種別が「普通」「区間急行」「急行」しかないこともあってフルカラー式ではなく3色LED式を採用していたが、2024年10月頃からフルカラー式に換装された編成が登場している(書体も明朝体からゴシック体に変わっている)。
50000系と同様のアルミ合金製で、50000系列の50070系51076編成、51077編成に続いて17インチLCDがドア上鴨居に取り付けられている。車内では無線LANによるインターネット接続も可能。LCDは、日本語・英語・中国語・韓国語対応である。
投入路線の野田線では2024年以降6両→5両化を予定しているが、本系列については各編成から中間車64600形1両を外して改造、外された中間車を80000系へ組み込む事が発表されている(80000系は導入予定の全25編成のうち、18編成が4両新造&中間車1両が60000系からの改造編入、残りの7編成は全車新造。また既存60000系についても5両化の際、機器移設改造が必須)。
野田線の通勤形電車は、60000系・80000系のみに整理される見通しとなっている。
編成表
- 2022年時点では6両編成のみしか在籍していないため、百の位の数字は必ず6になる(東武は百の位は両数を表す為)。
- VVVF=制御装置、SIV=補助電源装置、CP=コンプレッサー
←柏 | 大宮・船橋→ | ||||||
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組成 | 61600 | 62600 | 63600 | 64600 | 65600 | 66600 | 備考 |
MT構成 | Tc1 | M1 | M2 | T1 | M3 | Tc1 | |
搭載機器 | ATS | VVVF | SIV・CP | SIV・CP | VVVF | ATS | |
重量 | 27.7t | 33.1t | 33.1t | 28.0t | 31.9t | 27.8t | |
第1編成 | 61601 | 62601 | 63601 | 64601 | 65601 | 66601 | |
第2編成 | 61602 | 62602 | 63602 | 64602 | 65602 | 66602 | |
第3編成 | 61603 | 62603 | 63603 | 64603 | 65603 | 66603 | |
第4編成 | 61604 | 62604 | 63604 | 64604 | 65604 | 66604 | |
第5編成 | 61605 | 62605 | 63605 | 64605 | 65605 | 66605 | |
第6編成 | 61606 | 62606 | 63606 | 64606 | 65606 | 66606 | |
第7編成 | 61607 | 62607 | 63607 | 64607 | 65607 | 66607 | |
第8編成 | 61608 | 62608 | 63608 | 64608 | 65608 | 66608 | |
第9編成 | 61609 | 62609 | 63609 | 64609 | 65609 | 66609 | |
第10編成 | 61610 | 62610 | 63610 | 64610 | 65610 | 66610 | |
第11編成 | 61611 | 62611 | 63611 | 64611 | 65611 | 66611 | |
第12編成 | 61612 | 62612 | 63612 | 64612 | 65612 | 66612 | |
第13編成 | 61613 | 62613 | 63613 | 64613 | 65613 | 66613 | |
第14編成 | 61614 | 62614 | 63614 | 64614 | 65614 | 66614 | |
第15編成 | 61615 | 62615 | 63615 | 64615 | 65615 | 66615 | |
第16編成 | 61616 | 62616 | 63616 | 64616 | 65616 | 66616 | |
第17編成 | 61617 | 62617 | 63617 | 64617 | 65617 | 66617 | |
第18編成 | 61618 | 62618 | 63618 | 64618 | 65618 | 66618 |
関連項目
東武10000系 東武20000系 東武30000系 東武50000系(50050系) 東武70000系
東武6050系:本系列登場以前から60000番台の車両(野岩鉄道保有の100番台および会津鉄道保有の200番台)が活躍していたが、番号の重複は発生していない。