概要
鉄道車両は成功例も失敗例も数多く存在するが、成功例は作りすぎて製造番号が大きくなることがある。これがインフレナンバーである。
なお参考として、東急電鉄は数字を小さくするデフレナンバーにしている(車両を管理するコンピューターが4桁の数字にしか対応していないため。)
一例
4ケタ形式で車両番号が5ケタに
5ケタ形式で「50000」以上
- 50000系(東武・近鉄・南海)
- 東武50050系
- 東武50070系
- 東武50090系
- 小田急50000形
- 東武60000系
- 小田急60000形
- 東武70000系
- 東武70090系
- 小田急70000形
- 近鉄80000系
- 新京成80000形
- OsakaMetro66系(番号は5ケタ)
- りんかい線70-000形(「ななまんがた」)
- 西武40000系
番台区分がインフレ
- JR西日本113系,115系※複雑なため詳細は割愛するが改造車に7000番台などが存在。
- JR東日本E231系:近郊型に8000番台が存在。
- JR東日本E233系:南武線用車両は8000番台と8500番台である。
- 新幹線N700系(東海・西日本・九州):JR九州に8000番台、JR東海に9000番台(2020年に廃車)が存在する。
- JR九州キハ47系:9000番台が改造によって誕生した。
- JR北海道キハ183系:9550番台が改造によって誕生した。
- JR東海313系:セントラルライナー向け車両は電動車が8500番台。尤も初期車なのに8000番台を採用したのは端から有料列車を想定していたための配慮で、6000・7000番台は製造されなかった。
特殊例
- 国鉄103系の場合クハは499まで附番した後、間に500番台(偶数向き固定仕様。600番台まで達した)があるため、次は701から附番し、モハ102は899まで達した後、間に900、910番台(試作車)と1000、1200番台(地下鉄直通仕様)があるため2001から附番していた。