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70000形

ななまんがた

鉄道車両の形式のひとつ。ここでは小田急電鉄の特急型電車(ロマンスカー)について紹介。
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曖昧さ回避編集

「70000形」は鉄道車両の形式のひとつであるが、りんかい線の「ななまんがた」は「70-000形」のようにハイフンが追加される。

70-000形の記事を参照


概要編集

2016年10月20日に発表された、7000形LSE」の老朽取り換え用として開発された特急用車両。「GSE」(Graceful(優雅な) Super Express)という愛称がつけられている。2017年~2018年に2本が製造され、翌18年3月ダイヤ改正から営業運行を開始。2編成が存在する。


両先頭車は50000形VSE」同様展望席がついており、車両自体も久々に赤系のカラーリングを基調としたものとなっている。一方で、長期的な活躍と定員増を優先し1両20メートル級のボギー車、7両固定編成となった。

初代ロマンスカーのSE車は(初代なため当然ではあるが)非展望車かつ連接車であったため、そういう意味ではSE車とは真逆の構造となった。


車両開発にあたって「箱根に続く時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」というコンセプトが掲げられ、50000形VSE」同様ドーム型天井を採用したほか、各座席へのコンセント設置、全車両へのフルアクティブサスペンション搭載、各デッキへの荷物置き場設置など快適性・安全性の向上も図られた。その一方で、30000形EXE」同様通勤特急としての運用に備え、50000形VSE」の様なラウンジやサルーンは今回は設けられないことになった。歴代で初めて、車内販売用の施設が存在しない車両でもある。

また、他の車種が一部ドアの対応していないホームドアにも対応する構造となった。


座席の横にコンセント挿入口とテーブルが用意されており、車椅子対応出入口がある4号車以外の出入口付近には荷物置き場が設置されている。

トイレは2号車、4号車、6号車に設置されており、4号車は車椅子スペースが設置されている。

前照灯(ヘッドライト)はLEDで、位置は展望席の上。テールライトはスカート上


箱根観光を意識しつつも、非常に需要のある通勤運用にも対応させた、まさしく「現実主義」な車両である。


運用開始当初から自社線完結(箱根運用も含む)列車に充当され、VSE車と共通運用となっていた。VSE車とは異なり箱根専属になることはなく定期の江ノ島線の運用も存在するが、多摩線直通のロマンスカー廃止から2年後に登場しているので当然ながら多摩線での定期運用は存在しない。なお、充当列車は小田急が発表する情報サイトで確認できた。

2023年にVSE車引退後は唯一の展望車となった。

編成表編集

←小田原箱根湯本藤沢片瀬江ノ島新宿→備考
形式70350703007020070250701007000070050
号車1234567
MT構成Tc2M4M3TM2M1Tc1
機器構成CPVVVFSIVSIVVVVFCP
第1編成70351703017020170251701017000170051
第2編成70352703027020270252701027000270052

関連イラスト編集

でんしゃとひと64小田急ロマンスカーGSE・70000形

あさぎちゃん【HD小田急44】気高き薔薇のように【70000形】


関連項目編集

小田急電鉄 ロマンスカー 50000形(VSE) 60000形(MSE) GSE 鉄道車両の形式の一覧

  • パノラマカー(7000系):ご存じ名古屋鉄道の名車(引退済)。前面展望席ボギー車かつ赤系のカラーリングなので引き合いに出されそうだが・・・?なお、GSEの車両製造は愛知県の日本車両豊川製作所であり、甲種輸送の際は飯田線経由で、途中平川信号場から豊橋の手前までは線路を共有している名鉄と並んで走行している。

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