概要
東京臨海高速鉄道りんかい線用の車両で、JR東日本の209系をベースにして作られた。
形式の読みはハイフンが入っているものの『ななまんがた』である。これは都営新宿線や、都営大江戸線の形式と同様の法則での読み方である。ちなみに、数字が「7」なのはりんかい線沿線が東京都の決めた副都心で7番目にあたることにちなんでいる。
1996年の開業時に4両編成4本の16本が製造され、その後増発用と天王洲アイル延伸に伴いに2本増え24両となった。2002年の大崎開業&JR埼京線直通運転開始に伴い再増備されて「6両編成はりんかい線内運用&10両編成は直通運用」に整理されたが、2004年に編成組み替えを行い全編成10両固定編成に揃えられた。
基本設計は前述の通り209系を基本とするが、車内見付は袖仕切が205系のそれに類似しているほか、外板厚さをかなり厚く取ってあるなど「走ルンです」と揶揄される209系のグループなのかと思うほど印象が異なる。結果、当然ながら車体が歪んだりしたことなく209系より長く現役で走り続けてきた。製造から20年以上が経過し首都圏JR系の電車では設計が古くなり、椅子の座り心地はかなり固く体にホールドしないため、劣悪なほうに属するなど既に時代遅れな部分も出てきた。
経年劣化のため、東京臨海高速鉄道では2025〜27年度を目安に71-000形への代替を予定。71-000形は埼京線内で共に運用される相鉄12000系に近い仕様としている。
- 全編成10両編成化の際、組み換えで余剰となった車両(先頭車4両、中間車2両)はJRに譲渡され、八高線用の209系3100番台となった(足りない中間車は新造された)。
- 2011年以降、機器更新が実施されVVVFインバーターや車内表示器、座席のモケットなどを交換。別口で2017年以降、車内LED表示機をLCDに交換していた。
運用路線
埼京線内のみの間合い運用も存在する。埼京線と直通運転を行う相鉄・JR直通線には使用されない。
関連動画
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