ジャンクマン(キン肉マン)
じゃんくまん
CV:岸野一彦
概要
黄金のマスク編に登場した悪魔六騎士の一人で、両手が巨大な刺つきのプレス機「ジャンクハンド」となっている。
「地獄めぐりNo.3・血の海地獄」を司り、対戦相手の体中から血と言う血を抜き取りリングを血の海と化す戦いをする。
笑い声は「ニヒヒ」で、叫び声は「ニガーッ!」。
悪魔将軍のボディとなった際は残虐性を担当している。
ウォーズマンの体内に作られた五重のリング一階でロビンマスクと対戦。
ジャンククラッシュを鎧で防ぐロビンの作戦にわざとはまり、自らの力を見せつける為ロビンの鎧を鉄塊に変えてしまった。
さらに、直線的な攻撃の隙をついて背後から攻撃しようとしたロビンをダブルフェイスを駆使して難なく迎撃した。
しかし、身体を軽くして素早く動くロビン戦法に幻惑されてダブルフェイスを潰してしまった。
力尽きたロビンを空中に打ち上げ血の海地獄でとどめを刺そうとしたがロビンの肉体が血まみれになっていた為攻撃がすり抜けてしまい、背後に回られ逆タワーブリッジで背骨をへし折られあえない最期を遂げた。
その後、ジャンクスパイクが突き出た死体は二階でブロッケンJrと戦うザ・ニンジャが仕掛けた罠に利用されるが、逆にザ・ニンジャの方が自ら仕掛けた罠にはまって死亡した。
王位争奪編ではスニゲーター・アトランティス・スクリュー・キッド・サンシャインと共に超人墓場からの脱走を試みたがオメガマンにハントされ、巨大指の一部にされてしまった。
完璧・無量大数軍編では他の悪魔超人と共に何事もなかったように復活。完璧超人始祖(伍式)ペインマンと交戦。
ペインマンの緩衝材ボディの前に、ジャンククラッシュをはじめとした一切の技が通用せず、徐々に追い詰められていき、彼のフィニッシャーであるテリブルペインクラッチにとらえられてしまう。
薄れゆく意識の中で悪魔将軍から受けた指導の様子が蘇り、自分にはこれしかないと奮起し、決められていない左腕を用い、彼の技から脱出する。
その後は、これまでの闘いで室温が異様に上がっていたことに気づき、その原因となったジャンククラッシュをさらに連打。室温を上げることでペインマンの緩衝材の中の空気を膨張させ、彼の防御力を低下させ、オーバーヒートジャンククラッシュによって、胸部の緩衝材の破壊に成功。
しかし、ジャンクマンは立ち上がることができないまでに消耗し、満身創痍に陥る一方でペインマンは緩衝材の1つを破られただけ。絶体絶命の危機に陥ったジャンクマンは自らのジャンクハンドの片方を切断することで自身を軽量化し、残された力で動くことに成功。
ペインマンの背後に回り込むと、腕のジャンクハンドを叩き付け、リングに残されたジャンクハンドで彼を挟み込み、彼の緩衝材をすべて破壊し、血の海地獄を体現する形で勝利。
ペインマンから風のダンベルを託されたのち、こと切れた彼へ敬意を示し、その場で力尽きる。
(生存こそはしているものの動くことができず、彼が手に入れたダンベルは、合流したザ・ニンジャによって悪魔将軍の手に渡った。)
なお、勝負の決め手となった身体を軽くするという発想は、かつて彼と戦ったロビンマスクが行ったもの。
彼が収めたこの勝利は、彼の今までの闘いの経験、片腕を犠牲にするという超人レスラーとして死ぬような行為、閉鎖空間に設けられたリングの特性を活かした奇策、それらすべてを総動員してようやくおさめたものであり、後に続く完璧超人始祖たちの脅威を鑑みると、薄氷の勝利、紙一重の勝負であった。
得意技
ジャンククラッシュ | ジャンクハンドで相手を挟み、肉体を叩き潰す残虐技 |
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血の海地獄 | 相手を空中に打ち上げ、連続でジャンククラッシュを放ち肉塊と化す技 |
ジャンクスパイク | 体内からトゲを出して相手の不意を突く技 |
魔技・ダブルフェイス(※) | 後頭部に顔を出現させ、直線的な攻撃しか行えないジャンククラッシュの死角をなくす技 |
シャープネスジャンクアッパー | ジャンクハンドを鋭い角度に曲げ、相手にアッパーを浴びせる技 |
オーバーヒートジャンククラッシュ | ジャンククラッシュを空打ちする事でジャンクハンドを炎が吹き出るほど高温にし、その腕でジャンククラッシュを行う技 |
※アニメでは「悪魔の技・ダブルフェイス」という技になっている。
余談
体の色は原作版では肌色だが、アニメ版では薄紫色になっている。