概要
カルピス(CALPIS)とは、日本の飲料メーカー「アサヒ飲料」によって製造販売されている乳酸菌飲料の名称である。2015年より以前は「カルピス株式会社」が製造販売を行っていた。
1919年(大正8年)7月7日より販売が開始。当時のキャッチコピーは「初恋の味、カルピス」。
創業者が、モンゴルの馬乳酒をヒントに開発したと言われている。
非常に濃度が高く、そのままで賞味される事はまず無い。水や牛乳で薄めて飲むか、シロップの代わりにかき氷にかけたりする。
常温でも腐敗しにくいので、嘗ては軍隊の補給品として需要が高かった。現在では贈答品として人気がある。
海外ではcow piss(カウ ピス=牛の尿)と言う英単語と発音が似ており印象が悪い為、「Calpico」の名で販売されている。なお、「カルピス」の名称は同社の登録商標である。
ロゴ
昔のトレードマークは、カルピスをストローで飲んでいる人をモチーフにしていた。
しかし、これが「黒人をカリカチュアライズしたものであり、差別的である」と日本人から苦情を受け変更された。現在は単にコップにストローが差してあるだけのイラストになっている。
余談
ねっとりとした白濁の液体である事から、しばしば18禁の世界ではミルクとともにある液体の比喩として用いられる。
白に水色等の青系の水玉模様はときに『カルピス柄』と揶揄される事がある。
現在使用されているプラスチックボトルは分別の必要がない工夫がされているが、臭いが特徴的なため中の飲料が腐ったと思い捨ててしまう事例が発生している。しかしながらカルピスシリーズは『ウォーター』や一部製品を除きその濃厚さから常温でも長期保存できる飲料でもある。