図鑑データ
「あ、あの!私シクラメンといいます。自分でも確信が持てないんですけど……一応、花騎士です。それが、信じられなくて恥ずかしくて……。すいません……クセなんです、下を向くの。「内気」が花言葉なので……でも、上を向けるように、がんばりますね!」
概要
初期から実装されている☆2の魔属性の花騎士。
花言葉は「内気」の他に「はにかみ」「絆」など。
また、白のシクラメンには「清純」という意味もある。
詳細
他の☆2と同様、世界観を示す役どころのためか、花のシクラメンを意識したキャラ付けが特に強くなされている。
「内気」の花言葉を反映したセリフも多い一方、別名の篝火花にちなんだ芯の強さも備えている。
プルマージュウェーブをモチーフとした服は人気があるようで、pixivにおいてもよく見かける。
「クセなんです、下を向くの」とは、実際のシクラメンが下を向いて咲くことから来ていると思われる。原産地である地中海沿岸では開花する時期が雨期であるため、そのままだと花粉が濡れてしまう。そこで下を向いて咲くことで、雨から花粉を守っているのだ。ただ内気なだけじゃない、シクラメンの生存戦略を垣間見ることができる。
温度管理も大切なためか、夏の季節ボイスでは暑さにあてられていたり、冬は手に触れようとしてきたり。
一方、余談だが、「シクラメンのかほり」という曲があるが、当時実際のシクラメンになかった要素のためかどうなのか、香りについての言及は今のところない。
好きな物は本。
戦闘でも魔法の行使に使用しているほか、花騎士として頑張るための勉強のためのものかもしれない。
プレイヤーである騎士団長のことは、団長さんと呼ぶ。
初期の頃は好きとなかなか言えなかったり、我に返ったあと取り下げたりしてしまっていた。が、2017年バレンタインではカード上とはいえ、大好きと書けるまでになった。
戦力的には、
初心者応援!パネルミッションのチュートリアルクリアにて、他の☆2のイブキトラノオ、ミント、ユキヤナギとともにLv40の状態でお迎えできる。パネルミッションを順当に続けていくと進化させることも可能。
ゲーム開始初期において、戦力、ないし頭数として騎士団を支えてくれる。スキルは敵2体に攻撃可能で発動率が☆2☆3の中では高いという長所がある。魔属性の弱点の害虫の多いレシュノルティア、オトギリソウ、ラベンダーの再復刻任務で活躍するだろう。
スキルが優秀な分攻撃力は低めで、クジラ艇には向かない。
レアリティこそ低いものの、同じく☆2のミントと並んで人気がある。
2015年9月6日、繁華祭 フォスフォレシアでの人気投票により、レア度別1位の報酬として専用SDが追加された。その再現度の高さにシクラメン団長たちは手を挙げて喜んだという。
なお、移動モーションは「どう見ても浮いてる」と時々ネタにされる模様。
人気投票において
戦力として語られることはあまりないが、人気投票では、ダークホース枠として話題になる。
第1回人気投票(繁華祭 フォスフォレシア)
初めて開催された人気投票。
シクラメン団長たちの結束力、さらには他団長の支援もあり、総合23位を獲得する結果となった。
また、レア度別に関しては、概要の欄でも書いた通り1位を獲得。
報酬として専用SDが実装された。
第2回人気投票(栄華祭 グランデ・フルール)
二度目の開催となる。
レア度別2位に甘んじたが、総合29位という成績で存在感を発揮している(ちなみにレア度別1位のミントは19位)。
得票数が公開されており、2,726,845票を獲得している。
第3回人気投票(光華祭 トロピカルプリンセス)
三度目。多くのシクラメン団長にとってこの投票は大きな意味を持つものとなった。
序盤の流れ
初めこそ前二回と同じように、☆2団長たちと結束しながら着実に順位を上げていた。
中間発表前日のランキングではTOP20に☆2では単独で入り込むなど、躍進するシクラメンであった。
だがしかし、中間発表において未曽有の衝撃を団長たちは受けることになる……。
中間発表
そして迎えた1月30日の中間発表。
これを見たシクラメン団長たちは、その順位に度肝を抜かすことになった。
1位 | アネモネ(☆6) |
---|---|
2位 | カトレア(☆6) |
3位 | ヒガンバナ(☆6) |
4位 | トリカブト(☆5) |
5位 | スノードロップ(☆6) |
6位 | サフラン(☆6) |
7位 | シクラメン(☆2) |
8位 | シロタエギク(☆6) |
9位 | アプリコット(☆6) |
10位 | ヤマブキ(☆6) |
……お分かりいただけただろうか。
☆6だらけの(しかも前回1位のヒガンバナも食い込んでいる)魔境ともいえるTOP10に、なんと☆2のシクラメンが単独で食らいついているではないか。
この状況を受けてシクラメン団長たちは狂喜乱舞し、票を稼ぎ、更なるじゃぶじゃぶを繰り返すことになった。団長の中にはあまりの順位の高さに唖然として目を見開くものもあったという(筆者)。
またこの順位を見た他団長たちがシクラメンに支援票をくれることもあり、その勢いはまるで燃え盛る篝火(※1)のごとく強まり続けた。
終盤
そんなこんなで勢いに乗っていたシクラメン団長たち。
だが、彼らを更なる衝撃――それも最大級クラスのもの――が襲う。
それは投票終了前日、2月5日の15時(ランキング更新)のことであった。
最新情報を見に、特設ページを開く団長たち。
そこには、とんでもない事実が載っていた。
?位 | アネモネ |
---|---|
?位 | カトレア |
?位 | シクラメン |
?位 | スノードロップ |
?位 | トリカブト |
6位 | ヒガンバナ |
… | … |
このゲームのランキングは、最初にTOP100を順位伏せで公表し、そこからの変動を徐々に明らかにする順位を引き上げて公表している。
つまり、この時点においてシクラメンはTOP5入りしている。
これには団長たちも喜ぶのを通り越して困惑(少なくとも筆者はわけがわからなくなった)。な、何を言ってるかわからねーと思うが(ry
愛の前にレアリティなど関係がなかった、団長恐るべし。(※2)
これにより完全に団長たちの心に火が点いた。中間発表時とは比べ物にならないほどのペロンザムとパリンザム(※3)が行われることとなった。
最終結果
投票終了。
そして、ついに運命の日がやってきた。
果たして、その結果は――。
1位 | カトレア |
---|---|
2位 | アネモネ |
3位 | シクラメン |
――そこには、恥ずかしそうに驚いた顔で佇むシクラメンの姿があった。
団長たちは成し遂げたのだ。☆2という、決して恵まれた境遇にあるとはいえない彼女を、この舞台にまで連れてくることを。
彼女と団長たちの成しえた偉業は、☆4や☆3、☆2といった低レアを愛する団長にとって可能性という名の希望の篝火となるだろう。
そういう意味で、今回の投票は非常に大きな意味を持つこととなったのだった。
ランキング報酬として、専用装備、新スキン、庭園オブジェ、そして極めつけに別Verカードの実装(=高レア化)が発表された。
別Verに備え、今から華霊石を貯める団長が続出しているとかいないとか。
何はともあれ、前人未到の快挙を果たしたシクラメン。これからも彼女らしく慎ましやかに、しかし可憐に咲き誇ってほしいものである。
そして、9月から始まった『緊急任務 輝ける光華の姫君』にてシクラメンの光華の姫君Verがお披露目される事となった。ボーナスステージでは、さりげなく「シクラメン」のコールが……。
関連タグ
☆2繋がり
サルビア(花騎士) マーガレット(花騎士) ヒマワリ(花騎士)
ユキヤナギ(花騎士) アマリリス(花騎士) ヘリコニア(花騎士)
注釈
※1 彼女のセリフに「夜に燃える篝火みたいな~」というものがあり、しばしば団長の間で比喩として用いられる。また、このセリフの由来は花弁を篝火に見立て「篝火花」と呼んだことから来ていると思われる。
※2 トリカブトも小説の付録として確実な入手方法がある分、☆5としては弱めに設定されている。しかし同じく高順位につけており、トリカブト団長シクラメン団長恐るべし、と思われたようだ。
※3 「ペロンザム」は回復蜜(体力50%回復)を舐める、「パリンザム」は華霊石(体力100%回復)を割る様子をかの有名なトランザムに例えたものである。ちなみにこの人気投票、マップを回って投票券を手に入れるシステムなので、多くの投票券が欲しくば必然的にパリンザムは避けられないのである(この為だけにひたすら石を貯め続ける団長もいるとか)。