ウェンディ・マーベル
うぇんでぃまーべる
概要
別名「天空の巫女」「天空のウェンディ」。右腕に紋章がある、青く長い髪の美少女。
好きなものはパートナーのシャルルで、嫌いなものは梅干し。初登場のころは素足に靴を履いていた。
治癒の魔法を主とする天空の滅竜魔導士。12歳→14歳。最終回では15歳だが全く成長していないような…。
魔力の源は「空気」で、周囲に普遍的に存在するためいかなる場所・状況においても回復が可能。ただし環境に依存し、空気が汚れた環境では魔法が使えないという弱点がある。
同じ滅竜魔導士のナツ・ドラグニルに会うため「連合」に参加した。
目的は行方不明になった竜達の話をするため。
天竜グランディーネと離別して1人彷徨っていた時にミストガンに助けられて、その後は化猫の宿に身を寄せた。(もっとも本人はジェラールに助けられたと思っていた。まあ当然といえば当然だが)
ニルヴァーナ編以降はギルド「妖精の尻尾」に属し、マスコット的存在として、ギルドの皆に可愛がられ、ナツ達と仕事を共にすることが多くなる。性格も出会った頃と比べて明るくなっている。
当初はナイーヴでおどおどした少女であったが、仲間と共に激闘を経て、有事の際には風を操る天空の滅竜魔導士として成長しつつある。
大魔闘演武にて天空の滅神魔導士であるシェリアと出会い、終生の友となる。
この二人の絡みは可愛すぎてくすぐったくなること請け合いである。
冥府の門編では九鬼門・エゼルとの戦闘時にドラゴンフォースまでも披露。またこの直後に断髪しショートカットとなっていたが、章の終わりにキャンサーの力で元に戻っている(読者からは「なんで切っちゃったんですかァ」と悲しみのファンレターがたくさん届いたとか)。
妖精の尻尾解散後では一時期、蛇姫の鱗に所属していた。
蛇姫を去る際に「ナツさんの事愛してるんだね!!」とシェリアに言われたが、思慕というよりも本当の兄のように尊敬している旨を伝えている。
天空の滅竜魔法
トロイヤ
対象者のバランス感覚を養わせる。乗り物酔いにも効く。連続で使用すると効果が薄れる。
作中ではもっぱらナツの乗り物酔い対策として使われているが、物語が進むにつれ、ウェンディ自身が乗り物に弱くなってしまったため、この魔法が活かされる前に2人揃って乗り物でダウンするようになった。
バーニア
対象者の移動速度を上昇させる。
アームズ
対象者の攻撃力を強化する。
アーマー
対象者の防御力を強化する。
治癒魔法
痛み止めや傷の治療のほか、解毒や解熱も可能。ただし自分には使えない。
天竜の咆哮
空気から力を吸収して溜め、口から勢い良く竜巻の渦を発する。
天竜の翼撃
風をまとった両腕を薙ぎ払うように振るい、両腕から風を放出する。ナツの「火竜の翼撃」を見様見真似で行った技。
天竜の鉤爪
風の勢いに乗せた蹴りを放つ。
天竜の砕牙
風をまとった爪で薙ぎ払い、敵を切り裂く。
滅竜奥義
ドラゴンフォース
滅竜魔導士の最強形態。この状態になると髪が赤くなり目つきも鋭くなる。
照破・天空穿(しょうは・てんくうせん)
相手を風の結界に閉じ込め、怒号の如き風の波動で相手を撃ち貫く。
ミルキーウェイ
この世に留まっている竜の思念を具現化させる。
他とは異なり非戦闘用の魔法のため、当初は魔法陣の文字を間違えて発動できなかった。
エドラスのウェンディ
なぜか大人の姿をしており、ギルドでの所属期間も本人に比べ遥かに長い。
心優しい性格は同じだが、悪ノリしてみたり、大人らしくシビアな意見を言ったりする。背もギルドの女性メンバーの中で一番高く、ほっそりした体型に似合わずトンファーを武器に戦う武闘派だったり、アースランドとの差が一番激しい。
なお、この姿を見ていたウェンディ(アースランド)は、後に「7年後のウェンディはこうなる」というリーダスの肖像画を見てある一部がちっとも大きくなっていなかった事に落胆していた。