概要
ビークスパイダーに破壊されたトライダガーXに代わる鷹羽リョウの二代目マシン。
分類はフルカウルミニ四駆でありながら、フロントホイールを覆うカウルがないという異端児。
その代わりに、フロントホイール用のホイールキャップが別途に付属している。
フロントホイール後部には噴射口が付いており、これでブロッケンGのハンマーGクラッシュをやり過ごした事もある。
ZMCとは土屋博士の師匠である岡田鉄心が開発した特殊セラミックであり、ビークスパイダーの鉄をも切り裂く空気の刃が一切通用しない金属以上の強度を持ちながらプラスチックよりも軽いという特徴を持つ。また、焼き物に近い工程で作られるため高い耐熱性も併せ持っている。
ただしその特殊すぎる生成方法ゆえに完全なものは鉄心ぐらいしか作れるものがおらず、完全型のZMCのボディを入手するために豪達は鉄心の山小屋にしばらく居候し手伝いをする事となった。なお、ボディに付いた炎の模様はZMCが焼き上がる最後の工程で浮かび上がったもの。
商品としてのネオトライダガーZMC
1996年3月発売。シャーシはスーパー1。
ボディーカラーはトライダガーXと同じシルバー寄りのガンメタリック成形。言うまでもないが素材はただのプラスチックである。
ビクトリーマグナム(Vマグナム)に同様リアウイングが非常に脆い事で有名で、すぐ破損しやすい。そのためVマグナム同様に何度も買い直しを要求させられた使用者も少なくない。
実は歴代ミニ四駆では2位のVマグナムに次ぎ3番目に売れたマシンなのだが、おそらくこのリアウイングの脆さが原因と思われる。
ポリカーボネート製のクリアボディも発売しており、ガチのレースにおいてはボディ本体が軽くてリアウイング(二枚のポリカーボネートを挟み合わせる)もやや丈夫なこちらの人気の方が高かったりする。TRFビクトリーズ時代に使われたマシンでクリアボディ化したのはこのマシンのみである。
2015年に再販されたモデルは大幅に仕様が見直され、裏からの塗装漏れを防ぐ保護シートの追加や、何色に塗装しても遜色がないように余白なしのクリアーステッカーに変更されたりしている。
素材の関係上当然ではあるが、この商品にホイールキャップは付属していない。
なお、ボディがスーパー1のバンパーに密着するようにデザインされている影響で改良型のスーパー2に無加工で載らない数少ないマシンである事でも有名。そのためプレミアム化もされておらず、クリアボディが再販されたのもこれの埋め合わせのためだとも言われている。
さらにトライダガーXの後継マシンという事でホイールも中径に合わせる必要もあり、元々小径用に造られたホイールキャップが余剰パーツ扱いになってしまうのもプレミアム化出来ない原因と思われる。