概要
CV:石川英郎
MANKAIカンパニー初代総監督。
人当たりがよく誰とでもすぐに打ち解けることができる一方、無意識に他者を魅了し振り回す人たらしでもある。演出家として優れた観察眼と指揮能力をもち、「他者を役者として咲かせる」ことに執着している。高校時代、現在のGOD座主宰である神木坂レニと出会い、強引に巻き込む形で演劇部を設立。
プロの脚本家である斑鳩八角まで巻き込むなど非常識な行動を繰り返しながらも、レニや霞や雄三を次々と演劇の世界に引き込んだ。卒業後はレニと同居しアルバイトをしながら貯めた金でMANKAIカンパニーを設立。紘、善、柊を新たに引き込み、かねてからの目標であった春夏秋冬4つの組で構成される新しい劇団をスタートさせた。
演技に関して天賦の才を持ち、その場にいる者全員を一瞬で惹きつけるような圧倒的美しさから、レニには「悪魔」と評される。しかし本人は自身の才能に興味はなく、役者になる気は毛頭ない。
演出指導における芝居も必要最低限にとどめている。演出方針は「その人らしく咲く」ことであり、芝居の上手下手に関わらず、誰であっても平等に長所を伸ばす指導をする一方、「演劇をやることで人生がめちゃくちゃになっても責任は取れない」と発言するなど、身勝手で無責任な一面も持ち合わせる。
MANKAIカンパニーが惜しくもフルール賞受賞を逃した翌年、突如失踪。結果的にカンパニーの衰退を招いた。
ある事情から日本の演劇界への復帰が禁止されており、現在は海外で子供たちへの演技指導を行っている。妻子がおり、彼の失踪から8年後に実娘の立花いづみがカンパニーを再興した。