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……よく食ってよく寝ろ。以上。


プロフィール(※ACT3時)

年齢26歳
誕生日9月26日
血液型不明
身長185cm
職業役者
趣味文学作品を読むこと
特技どんなゲテモノもケチャップで食べられる
好きな食べ物/嫌いな食べ物ケチャップ、味が濃く分厚い肉 / 繊細で薄味のもの
モチーフフラワートリカブト
cv小野友樹

人物

フルール賞常連の実力派劇団『劇団百花』の看板役者兼演出家。

主宰の天立桂樹とは親子関係にあたる(養子)

天鵞絨美術大学 演劇舞踊科OB。

生活能力皆無で言動もガサツだが、幕が上がるとこだわり抜いた芝居をするギャップがある。

演劇以外のことをすべて削ぎ落とした生活を送っており、行動原理は全て演劇に繋がっているというシンプルな思考の持ち主。

一人住まいの部屋には家具らしい家具が少なく殺風景(本人いわく「シンプルで機能的」)だが、趣味である文学書は床に何冊も積まれており、時折会話に文学作品から引用した言葉を織り交ぜることもある。


以下、5th Anniversary Bookの記述まとめ。

一生のうち自分一人の人生しか生きることができないというこの世のルールを破って、舞台に上がるたび何度も違う生を送ることができる役者という生き方に生き甲斐を感じている。

読書を好むのも、文章への没入を通じて他人の生を生々しく感じられる事に価値を感じているから。

ポートレイトや満開公演で万里が必死に足掻く姿を目の当たりにし、これまでの成功により固まり切っていた自分の価値観の想定を超えて感じるものがあったため、自分と同じ価値を分かって欲しいと思い万里に本を渡した。

洋服についてはいつも値段を見ずにピンときたものを買うため、リーズナブルな服を着ていることもあれば、本人は知らずにとんでもなく高価な服を着てしまっていることもある。




メインストーリー

  • 11幕

第3話「百花繚乱」

甲が主演兼演出を務める劇団百花の公演「マクベス」を咲也と万里が観劇に行くことに。

鬼気迫る演技に咲也も万里も息を飲んで見入る。

万里いわく甲の演出は、古典の演目に現代的な要素を取り入れたエンターテインメント性の高いものだったという。

2人は終演後に出会った桂樹から、甲が万里と同じ天鵞絨美術大学 演劇舞踊科の出身であることを聞かされる。


第4話「変な親子」

終演後の百花の楽屋。

終わったばかりの公演の調整点を桂樹が論ってゆく中、甲はひとりいびきをかいて眠っている。

「聞いているのか?」という桂樹の問いに甲は即座に目を開くと、桂樹がまだ伝えていない場面の調整点と、それら全てを担当セクションに指示済みであることを伝える。

納得をした桂樹が立ち去った途端、甲は再びいびきをかいて眠り始めてしまう。その様子を傍で見ていた劇団準トップの葵士は深い溜息を吐く。


第8話「破天荒問題児」

天鵞絨美術大学。

万里から甲の話題を持ちかけられた枡野は「学科始まって以来の問題児か」と、OBである甲の事を回想。「まず演劇以外のことはからっきしで生活力はないし、人間性も最悪。当然同級生たちからも遠巻きにされて、普段の授業も突然来なくなる。でも、あの演技力は入学当初からピカイチでな。卒制公演では学科生の満場一致で主演に選ばれた。普段のカブトがどうあれ、実際のあいつの芝居を観たらその実力に圧倒される。舞台に立って、セリフを言うたび、劇場内を掌握するようなとてつもない引力を感じた。あんな学生は、今まで出会った中であいつ一人だけだ」と評価した。

翌週に甲がOBとして天美で講演とワークショップを行うことを聞かされた万里は、参加を決める。


場面は変わって甲の自宅。

訪れた葵士は慣れた様子で甲の返事を待たずして部屋に入り、殺風景な室内を目の当たりにし「ほんと、ここ来ると気が狂いそうになるから嫌なんですけど」と呟く。

だがベッドに寝ているはずの甲が居ないことに気が付き、家の中の捜索を始める。最終的に風呂場で裸のままいびきをかく甲を発見し、起こす。

このとき甲は『もう眠ることはできない。三下役者が眠りを殺してしまった』と、マクベスのセリフを捩ったものと思われる言葉を呟き目を覚ます。更に『眠りは死よりも愉快である。少なくとも容易には違いあるまい』と芥川龍之介の文章を引用した後、再び眠ってしまう。仕方がなく葵士が甲を力ずくで風呂から出し、着替えを促す。葵士は主宰であり甲の父である桂樹から命令を受け、渋々様子を見に来たのだという。

このとき、あったはずのテレビが無くなっていることに気付いた葵士の問いに、見たい公演はスマホで見られるからと甲は捨ててしまった事を告白。

更に、この日に行われる天美での講演の原稿を作ってきたという葵士に対して甲は「つまらん。めんどくせぇ」とやる気のない態度で返す。が、講演もワークショップも桂樹の指示であるため、葵士も頑として譲らず、甲に行く事を促す。

そこで初めて気付いたかのように「なんでそんな格好してんだよ」と、甲は花咲学園の制服姿である葵士に問う。葵士が高校生であることも忘れていたという甲に「何だと思ってたんですか?」と葵士が問えば「ただの三下役者」とすげなく答える。続けて「僕が三下なら、他の劇団員はどうなるんですか」という問いには「背景」と答え、呆れた葵士は「それ言ったら殺されますよ」と苦言を呈するのだった。

甲が演劇のことだけを考えて日々を送る破天荒な人物であることと、葵士の苦労がうかがえるエピソード。


第9話「つまんねぇ役者」

甲の講演が行われる予定の講義室。

予定の時刻を過ぎても甲が現れる気配はなく、学生たちはざわつき始める。

どうにか到着した甲だったが、葵士から渡された原稿の内容をすっかり忘れており「……よく食ってよく寝ろ。以上」とだけ言い放ち、講演を終わりにしてしまう。

万里をはじめとする学生たちは呆気にとられるも、講師の誘導によりワークショップのスタジオへ移動をする。

ワークショップに移ってからも相変わらず甲はやる気のない様子で、日程すらも把握をしていない(ちなみに月一回、全四回のスケジュール)

第一回の課題は「感情解放」

課題を言い渡すなりいびきをかいて寝てしまう甲に万里は再び呆気に取られるが、講評を求められれば甲は学生たちの演技に的確な指摘をしてゆく。だが万里に対してだけは「特になし」とスルーをしてしまう。納得のいかない万里は終了後に甲を呼び止め、再度意見を求める。甲は万里の表現の巧みさや役者としての資質に対し「演出家としての目線で見ても、現場にいたらすごく重宝するタイプの役者だ」と評価するものの「ただ……俺だったら絶対に主演には使わねぇが」と漏らす。環境に恵まれ、勘が良く器用で周りも自分もよく見えている万里はどこの現場でも活躍はできるが、一方で平坦な優等生でしかなく表現したいことが伝わってこない、舞台を100点に近付けるだけで120点の瞬間を作ることはできないと甲は言う。多くの演出家には重宝され高く評価されるであろうが、甲自身はあまり好まない「ガワばっか気にしてるつまんねぇ役者」だと言い切ってしまう。

甲の指摘は万里がコンプレックスに感じていた事そのものであり、万里は内心で腹を立てながらも反発する気持ちを抑え込む。

「そもそもてめぇ、何のために演劇やってんだ?」その問いに上手く答えられない万里は「じゃ、あんたはなんのために演劇やってんすか」と甲に問い返す。「生き延びるためだ。それ以上でもそれ以下でもない」「俺は演劇以外のモンが何もねぇ」甲はそう答えたうえで「演劇に全部賭けるしかねぇ。そういう奴と勝負して、お前は勝てるだけのモン持ってんのか?……覚悟が決まってる奴の芝居は、強い。お前には、ムリだ」と万里に言い放つ。


第14話「存在証明」

2回目のワークショップにも相変わらず遅刻で現れる甲。

前回に引き続き甲からの指摘が得られない万里は、またも自分からアドバイスを乞う。

面倒くさそうな態度の甲だが、万里の出演したドラマをたまたま見た事を告げる。

ドラマ出演を経ても尚、演劇でなければならない理由が掴めない万里に、甲は「ま、頑張れよ。自分探し」と素っ気なく返し会話を終えようとするが、再び万里に呼び止められる。何故役者だけでなく演出も担っているのかという万里の問いに、不測の事態が起き百花の役者として活動が出来なくなったとしても演劇で生きてゆくしか術のない甲にとって演出は保険であると答える。「天立甲という人間の存在証明は、演劇でしかできない。……ただ、それだけだ。俺には理由もくそも、そもそも選択肢がない。選べないからそれで生きていくしかなかった」

とはいえ演出を始めてから役者としての視野も広がったと話す甲。演出家の視点であれば演出家・天立甲にとって役者・摂津万里が「つまらねぇ役者」である理由も分かるのかもしれないと、万里は思い至る。


第25話「W主演」

3回目のワークショップ。

甲の直接の登場はないものの、引き続き遅刻しているとの描写がある。



  • 12幕

第2話「スポットライトチャンネル」

甲の直接の登場はないものの、フルール賞理事の会議の場で名前が出る。

年々甲の成長を感じ、演出家としても役者としても熟成されてきている。父親としては頼もしい限りではないか?という理事の1人から桂樹へ向けての言葉がある。


第3話「心強い仲間」

初代組が集合し幸夫を日本へ帰す計画を話し合う中で、二度にわたって九角に盗作を促した人物が天立桂樹であるという真実が共有される。また、桂樹に気付かれないよう百花内部の人間とのコンタクトを試みている柊のもとに『人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ。K』と、太宰治の『斜陽』の引用と夏目漱石の『こころ』を思わせるイニシャルの匿名メールが届いたことが明らかになる。


第4話「続・変な親子」

花咲学園の職員室。葵士は担任から「お前の兄ちゃんが校門の前に来てるぞ」と告げられる。兄なんて…と訝る葵士が窓から校門を見ると、そこには甲の姿が。担任いわく「異様にオーラがあるから、生徒たちが騒いでいる」とのこと。

校門に移動し「ちょっと、何してんですか!しかも兄とか、本気で勘弁してください」と苛立ちを隠さない葵士に、甲は「来るなり、いい態度だな。タクシー待たせてんだ。いいから乗れ」といつもの傍若無人ぷりを発揮。訳が分からずタクシーに乗せられ、何の用なのか、自分も暇ではないと訴える葵士に甲は「四半期に一度の恒例行事」と曖昧な表現で返す。「毎月だった頃に比べれば、今はまだマシだけどな」そう言って甲は憂欝そうな表情をする。

タクシーが着いたのは料亭。個室で天立親子と共にテーブルを囲む羽目になった葵士は、なんでこんなことに…と困惑。桂樹いわく「カブトとは三か月に一度、親子の親睦を深めつつ、今後の百花について話し合うためこうして席を設けている」とのこと。親子水入らずの場であるならばと辞する姿勢を見せる葵士に、甲は黙って座っているよう言う。

古典の演目ばかりを採用している百花の現状を変え、新規の客を取り込みたい。そのためにもスタッフの人事に関する改革をしたいと桂樹に訴える甲。桂樹の威圧感にも負けず正面から渡り合う甲に葵士は感心をする。「これはあくまで、愛するパパへのおねだりだ」「……愛する息子のワガママなら、多少聞いてやらねばなるまいか」言葉尻とは裏腹に、腹の探り合いといった空気に、葵士は苦い顔をする。

「息子がこの場に人を連れてきたのは初めてだよ。随分気に入っているようだな」という桂樹の言葉には、甲は「ただの三下役者だ。脇に据えるには丁度いい」とふてぶてしく返す。

「カブト……企みもいいが、ほどほどにしときなさい」先に暇をするという桂樹が掛けた言葉に、甲は忌々しそうに息を吐く。「あんた、何しようと思ってるんですか」と険しい表情の葵士に、甲は「クーデーター」と。そして続けて「演劇への純愛」と答える。きょとんとし訊き返す葵士に、甲はなんでもねぇよとはぐらかす。

話題は変わり、葵士の話に。親元を離れたいという願望を抱いていた葵士は地元の病院で桂樹に声を掛けられ、百花へついてきたという。桂樹に恩義がある葵士に、将来自分と桂樹が対立することになった場合どちらにつくのかと甲は尋ねる。その時一番自分にとってプラスになる方を選ぶという葵士の回答に「それでいい。お前に俺の企ての片棒を担がせてやる」と甲は満足そうに言うものの、葵士に丁重に断られてしまう。

シーンは変わり、車内の桂樹。部下にしばらく注意して甲を見張っておくよう指示をする。


イベントストーリー

  • サウスヒルプリズン

EP「Honest Liqueur」

秋組第8回公演千秋楽終演後の楽屋。

公演を完走した感慨に浸る秋組の面々の前に、突如として甲が現れる。

カンパニーからの招待を受け見に来ていた甲の存在を、その場では唯一知っていた様子の万里が「なんで入って来てんだよ!?」と驚きを露わにする。

「そっちの監督さんには許可はもらった」という甲は、主演である十座に向かって「……お前、次の5月から7月まで、空けられるか」と客演に誘う。再び驚きを露わにする万里に「心配しなくても、お前の役はとっくに空けてある」と笑って返す。そういう話ではないと呆れる万里に「うちも主力の役者の対談が続いてて人材不足なんだよ」と、百花の現状を語る。更には「そっちの劇団は俺に借りがあるってこと、忘れてねぇよな?」との強気の発言に、本職である筈の左京ですら「ヤクザみてぇな言い草だな」と呆れる。

「まぁ、正式なオファーは改めてする」「摂津万里、お前もそういう役ができるんだな。ちょっとは面白くなってきたじゃねぇか」と会話を続け、最後に十座へ向けて「お前みてぇな、板の上の覚悟が見える役者は嫌いじゃねぇ」と言い残し、楽屋を後にする。

余談だがこの場に居たメンバーの中で十座だけが、会話の相手が天立甲であることを知らなかった。


  • NEW ERA GARDEN

EP「New Era Seeds」

薄暗い自室で葵士と共に初代組の配信を見ていた甲。葵士の「この劇場が、僕たちが目指す新たな目標になるんですね」との言葉に「ああ。素寒貧からの再出発だ。燃えないわけがねぇな」と強気な笑みを見せる。続けて「それはそうと、明日は僕、起こしに来られませんからね。目覚まし四個はセットしといてくださいよ」と苦言を呈する葵士だったが、甲は既に眠りに就いており「速……」とただ呆れるのだった。


  • 7周年イベント All Actors Aboard!

万里&十座&カブト&葵士トーク

学校帰りの万里と十座に、たまたま街中で遭遇する甲と葵士。甲に声を掛けられた万里は「げ」と思わず声を漏らす。聞けば古本屋に行っていたという甲に「カブトさんらしいといえば、らしい気もすんな」と万里。「あそこの古本屋は、わりと気に入ってる。なかなか面白いもんが並んでるからな」と笑顔を見せる甲の隣で、十座と葵士は駄菓子の話題で意気投合をする。駄菓子屋の帰りに甲と遭遇したという葵士に「会うってわかってたら、こいつに荷物持ちさせられるしもっと買ったんだがな」と相変わらずの暴君ぶりを発揮し「はあ、勝手なこと言わないでください。会うことが決まってても、どうせ忘れるでしょ」と呆れられる。「兵頭十座にオファーするときは、駄菓子を山ほど用意しておけばいいわけか」という甲の言葉に、あっさり釣られそうになる十座を、万里が諌めるのだった。


  • 未来へ飛び立つキミへ

EP「MANKAI卒業パーティー!」

甲の直接の登場はないものの、花咲学園卒業式帰りの葵士が甲と通話をするシーンがある。



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