キャラクター概要
ゲーム中のステージ『病み村』を生者状態で歩いていると突如襲ってくる謎の闇霊(敵対NPC)。
頭に「ずた袋」を被っているだけで身体には僅かな布切れだけを巻き付けた半裸状態。
指に装備している「錆びた鉄輪」の効果で汚らしい毒沼の中を軽快に走りながら接近してくるうえ、手には肉断ち包丁と木板の盾を持ち、問答無用で斬りかかってくる。
謎すぎるファッションセンスがかえって不気味で、ステージの悍ましさや足場の悪さ、蓄積する毒ダメージと相まってプレイヤーの心をへし折りに来る……が、前述の通り半裸のため防御力は紙。沼地での戦闘を避けて陸地に誘い出し、ザコ敵に注意しつつ戦えば苦戦することは無いだろう。
冷静になって考えれば、即死級攻撃の飛び交う本作品中、包丁と木の板一枚だけで果敢に挑むその勇姿は、心折れかけたプレイヤーへの叱咤激励と取れなくもない。
撃退すると彼女の得物である肉断ち包丁が入手できるほか、病み村のボス部屋前に彼女の召喚サインが出現、今度は友軍の白霊として召喚することができる。
その際の彼女は半裸とはとても思えないタフネスと、異常なほど高い炎耐性をもって勇敢にボスに斬りかかり、下手をするとプレイヤーが何もしなくてもボスを撃破してしまうほどの戦闘能力を誇る。
目移りするような美女(と男の娘)が揃いぶみの中、完全に影に隠れてしまっているが、
そのふとま……ゲフンゲフン 豊満なボディに見惚れるプレイヤーもいるとかいないとか
なお、続編のダークソウル2では、ミルドレッドと同じく半裸にずた袋だけを被った闇霊「肉断ちのマリダ」が登場。足場の悪いステージ「クズ底」で襲撃を仕掛けてくるほか、かなり後のボス戦で白霊として召喚可能になる。
続くダークソウル3にもズタ袋の代わりに作業帽子を被った同様のNPC「狂女イザベラ」が登場し、「生贄の道」崖沿いの脇道でプレイヤーを待ち構えている……が、残念ながら(?)彼女は白霊として味方になる事は無い。
更に前作「デモンズソウル」では、「腐れ谷2」の毒沼に(半裸ではないが)肉斬り包丁を持った女黒ファントムが出現した。この黒ファントムはミルドレットと同じく沼地にも関わらず軽快なダッシュやローリングで接近してくるうえに、攻撃力が高くスーパーアーマー状態で斬りかかってくる為、同ステージのボスよりも強いと恐れられている。(デモンズソウルには「錆びた鉄輪」のようなアイテムがなく、腐れ谷2には陸地があまりないため、より対処が困難になっている)
もはや「足場の悪い場所で肉斬り包丁を持った女に襲撃される」シチュエーションはソウルシリーズのお約束と言っても過言ではないだろう。